朝、運動をすると身体が活性化するだけでなく、食欲も抑えられる!?


A Spring In Her Step

by Phil Dolby(画像:Creative Commons)




朝、適度な運動をすると身体が活性化するだけでなく、食欲も抑えられ“一挙両得”であることが判明

(2012/9/15、IRORIO)

米国ブリガム・ヤング大学の研究チームが、運動と食欲の関係を神経学的側面から検証しようと、実験を行った。

そして朝、適度な運動をすると、その日1日、身体全体が活性化し、さらに運動直後は「食べたい」という気持ちが抑えられるという“一挙両得”な結果が得られた。

以前、運動はダイエットに向いてない?という記事によれば、運動は空腹をもたらしてしまうことがあり、そのため、運動以上のカロリーの食事をしてしまうとかえって太ってしまうということを紹介しました。

しかし、米国ブリガム・ヤング大学の研究チームによれば、朝運動をすると体全体が活性化し、さらに運動直後は「食べたい」という気持ちが抑えられるそうです。

具体的な研究内容はこちら。

1回目は朝、被験者に45分間ランニングマシンで運動をしてもらったあと、1時間以内に食べ物の画像240枚を見せながら、脳波測定器で神経活動を測定し、その後、自分が実際に摂取した食物を記録してもらった。

2回目は1週間後、同じ時間に運動はせず、同じ測定、同じ記録を行った。

その結果、45分間の運動をしたあとは、“食べ物画像”に対する脳の反応が低下すると同時に、(肥満度指数に関係なく)その日の身体活動が全体的に高まることがわかった。

運動をした後は、食べ物に対する脳の反応が低下することがわかったそうです。

今回の調査は、運動と食欲の関係を脳がどう反応するかで調べていますが、別の見方から見るとまた違うのかもしれません。

運動時間は短い方がダイエットに効果的?30分と1時間では30分の方がやせやすい?

TIMEは科学雑誌「PLoS ONE」とティモシー・チャーチ博士が共同で行った実験を紹介している。

<中略>

すべてのグループに実験前より体重が増えた人がおり、中には10ポンド(約4.5キログラム)以上太った人たちもいた。

つまり運動を始めたことによって、たくさんの人が実験前より多くの食事をとるようになった、もしくは運動したご褒美として実験前より家で動かなくなったということだ。チャーチ博士はこの現象を「compensation(代償作用)」と呼んでいる。

運動をしたことによって、より多くの食事をとるようになったり、運動したご褒美として家で動かなくなったことにより、かえって太ってしまった人もいたそうです。

総合的な見方をして判断する必要がありそうです。







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