採血のみで転移がんを診断できる装置を開発|名大


Blood testing services

by CEHURD CEHURD(画像:Creative Commons)




名大、採血のみで転移がんを診断できる装置開発-がん細胞を生きたまま確実に採取

(2015/10/12、日刊工業新聞)

名古屋大学大学院マイクロ・ナノメカトロニクス研究センターの新井史人教授らのグループは、血液中のがん細胞を生きたまま採取し、採血のみで転移がんを診断できる単一細胞の分離採取装置(写真)を試作した。

採血のみで転移がんを診断できる装置が開発されたそうです。

がんは血液を介して転移する。血液中のがん細胞を検知することで転移の有無が推察できる。ただし血液中の全細胞中のがん細胞は6億分の1と希少で、生きたまま確実に採取するのが難しかった。

これまでも、がん転移を予測する方法や転移の抑制する方法についての研究が行われていました。

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今回の研究と組み合わせることができれば、がん転移を予測し、転移する可能性が高い場合には、転移を抑制する方法を治療に組み込み、そして血液中のがん細胞を検知することで転移の有無が判断できるようになれば、がん転移で苦しむ患者さんが少しでも減っていくのではないでしょうか。