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■高コレステロールは健康にいい?悪い?|コレステロール摂取は善か悪か?
by Markus Lütkemeyer(画像:Creative Commons)
高コレステロール=長寿、脂質栄養学会が指針というニュースが話題になっています。
このニュースが話題となっているのは、これまで高コレステロールは健康に良くないと言われていましたが、日本脂質栄養学会が高コレステロールの方が長生きとする指針を発表したからです。
実際、高コレステロールは健康に良いのでしょうか?
ここで一つ思い出したのが、低栄養の原因はアルブミン不足|ためしてガッテン(NHK) 4月28日という記事です。
低栄養について調べているときにこうしたページを見つけました。
3 お肉を食べよう
動物性食品や油脂類を摂ることにより、コレステロール値が上昇すると心配する人が多いようですが、血清コレステロール(血液中のコレステロールの濃度)は加齢に伴って自然と減少するため、高齢者が動物性たんぱく質や油脂をあまり摂らずにいると、栄養状態は悪くなってしまいます。
高齢者における総死亡(全死因)の危険率と血清コレステロールの関係をみると、75歳以上の女性では、コレステロール値の低い群ほど総死亡危険率が高く、男性ではコレステロール値と総死亡危険率は無関係でした。
高齢期でも、コレステロールを摂取することがとても大切です。
若い女性の中には、ダイエットのために、動物性食品や油脂類を摂取することを過剰に避けたりする人もおり、また高齢者になると自然と動物性たんぱく質や油脂をとらない食事をしてしまい、低栄養になってしまう人がいるようです。
コレステロールは全く必要ないものではなく、体にとって必要な栄養です。
高コレステロール=長寿、脂質栄養学会が指針というニュースを見ると、コレステロールを含む食事をどんどんとっていいと思ってしまう人もいるかも知れません。
そうではなく、あくまでバランスよく摂ることが大事ということだと思います。
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