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■20代でも物忘れ!?スマホ認知症(デジタル認知症)とは|症状・原因・予防法
by Japanexperterna.se(画像:Creative Commons)
2015年5月17日放送のTBS「駆け込みドクター!」では「デジタル認知症(スマホ認知症)」について取り上げました。
認知症チェック・認知症予防にアマニ油・デジタル認知症|駆け込みドクター
デジタル認知症とは、スマホやタブレットに依存しすぎることによって、次のような症状が出ることを言う。
- 書けたはずの字が書けない
- 昨日食べたものを忘れる
- 自宅の電話番号、人の名前が思い出せないなど物忘れがひどくなる
こうした症状が3~4年続いていくと本物の認知症につながっていく可能性があるため、注意が必要。
●デジタル認知症の予防法
- 寝る一時間前はデジタル機器を使わない
- 朝散歩など適度な運動をする
- インターネットなどで調べ物をしたらメモをとる
- たまには帰り道を変える
(2017/8/9、女性自身)
近年では、スマホ依存度が高い人が急激に増えており、それに比例するように、30~50代で、もの忘れ症状を訴える人も増えているのだ。奥村先生はこの状況を非常に憂慮しており、「スマホ認知症」という言葉を提唱するようになった。
岐阜県の「おくむらメモリークリニック」の奥村歩院長によれば、スマホ依存度が高い人でもの忘れ症状を訴える「スマホ認知症」が増えてきているそうです。
なぜスマホ認知症が現れるのでしょうか?
「前頭前野内で情報処理をする際には、大きく分けて次の3つの機能があります。1.浅く考える機能(ワーキングメモリー)、2.深く考える機能(前頭前野の熟考機能)、3.ぼんやりと考える機能(デフォルトモード・ネットワーク)です。私たちが考えたり判断したりする際には、1の浅く考える機能と、2の深く考える機能をバランスよく使わなければいけません。しかし先ほど述べたスマホなどのIT機器のヘビーユーザーたちは、それが非常にバランスが悪い状態にある人が多いのです」
さまざまな情報は前頭前野で処理されますが、スマホのヘビーユーザーはこの前頭前野が過剰な情報のために疲弊した状態「脳疲労」を起こしてしまい、集中しにくくなったり、もの忘れの症状が現れると考えられるそうです。