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逆ワクチンで自己免疫疾患を治療する可能性|シカゴ大学




“Inverse vaccine” shows potential to treat multiple sclerosis and other autoimmune diseases(2023/9/11、シカゴ大学)によれば、ワクチンは免疫力を高めるものですが、今回紹介されている「逆ワクチン」は免疫力を抑えることによって、多発性硬化症、I型糖尿病、関節リウマチ、クローン病など自己免疫反応(免疫系が人の健康な組織を攻撃する)を止めることができるそうです。

逆ワクチンによって免疫力を抑える仕組みについて簡単にまとめると、肝臓には破壊された細胞の分子に自然に「攻撃しない」フラグを付ける仕組みがあり、その仕組みを利用して、自己免疫反応を防ぐというもの。

より具体的に言えば、免疫系のT細胞は身体にとっての異物を排除するのが仕事なのですが、ときおりT細胞は間違いを起こし、健康な細胞を異物として認識し、攻撃をすることがあります。

それが自己免疫疾患とよばれるものです。

そこで、身体には損傷を受けた体内のあらゆる細胞に反応して免疫反応が起こらないようにするメカニズム(末梢性免疫寛容)があるという考え方をもとに、N-アセチルガラクトサミン(pGal)として知られる糖で任意の分子を結合させることで、免疫系にそれを許容するように教えることにより、免疫反応を最小限に抑えることを考えました。

免疫系の記憶を忘れさせることによって免疫力をコントロールすることができれば、多くの自己免疫疾患やアレルギー(花粉症やアトピーなど)を抑えることができるようになるかもしれませんね。

今後の研究に期待です。

【参考リンク】







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3,3′-Diindolylmethane (DIM)が歯垢や虫歯の主な原因であるバイオフィルムを90%減少することが判明!




90% Reduction: Scientists Discover Natural Molecule That Eradicates Plaques and Cavities(2023/9/8、SciTechDaily)で紹介されているベングリオン大学の研究者は、四川大学およびシンガポール国立大学のチームと協力して、歯垢や虫歯の主な原因であるバイオフィルムを3,3′-Diindolylmethane (DIM)によって90%減少させることがわかったそうです。

このDIMは毒性が低いこともわかっており、将来的にはDIMを歯磨き粉やうがい薬に加えることによって、歯垢や虫歯をほとんどなくすことができるようになり、歯科衛生に革命を起こすかもしれません。

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■まとめ

虫歯に『なりやすい人』と『なりにくい人』の差|唾液の分泌量を増やすマッサージ方法|#この差って何ですかによれば、虫歯の原因となるのは「ミュータンス菌」という虫歯菌で、「ミュータンス菌」は口の中に残った食べカス(食べ残し)を食べて、酸を出し、その酸が歯を溶かして、虫歯になります。

そのために、私たちは毎日歯磨きをして、虫歯予防をしているわけですが、子供の頃想像していた未来では何か凄いテクノロジーによって、むし歯を気にするようなことはなくなるだろうなと思っていましたが、実際にはそうはなっていません。

しかし、今回のような研究が進めば、いずれ歯磨きをしなくても虫歯予防ができる世界になるかもしれませんね。

今後も続報を待ちたいと思います。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら







甘酒にはコレステロール低減と便通改善効果が高い成分「プロラミン」が含まれている!どれくらい飲めばいいの?|金沢工業大学

【この記事に関するクイズ!】

Q. 腸内環境を整えることで便秘を予防することが期待される、日本の発酵食品の飲み物とは何?




■甘酒にはコレステロール低減と便通改善効果が高い成分「プロラミン」が含まれている!どれくらい飲めばいいの?|金沢工業大学

2018年12月11日放送の「林修の今でしょ!講座」では「冬にこそ名医が勧める3大食品「そば・甘酒・もち」驚きの健康パワーを徹底解明」がテーマで、甘酒では、金沢工業大学の尾関健二教授が解説を行なうということでしたので、どんな内容を研究されているのか、調べてみました。

【世界初】甘酒を飲んで、便通改善、コレステロール低減、肥満抑制。応用バイオ学科尾関研究室が企業との共同研究で学術的に初めて実証

(2018/4/11、金沢工業大学)

金沢工業大学バイオ・化学部応用バイオ学科尾関健二教授の研究室と厚生産業株式会社との共同研究によれば、米を原料とする市販の甘酒にコレステロール低減と便通改善効果が高い成分「プロラミン」が含まれていることを世界で初めて学術的に実証しました。

「飲む点滴」とも言われる「甘酒」は経験的に肥満抑制や腸内改善効果がある健康食材として注目を集めていますが、実際にはその健康効果や機能性に関する検証は少なかったそうです。

尾関教授の研究グループは米に含まれるタンパク質のうち、10%-15%程度を占める「プロラミン」に着目しました。プロラミンはヒト消化器官内で消化・吸収されにくいレジスタントプロテインと呼ばれる難消化性タンパク質の一種で、食物繊維様物質として機能するとともに、便秘改善やコレステロール排出促進、肥満抑制効果などの生理作用があると経験的に言われています。

研究グループが行った測定によれば、甘酒の上清(上澄み液)にはプロラミンがほとんど検出されず、沈殿物のすべてにプロラミンを検出しました。

また、製造方法とプロラミン量の違いを見たところ、次のような順で多くなっていることが分かったことから、原材料によってプロラミン含有量に違いが現れることが分かりました。

米麹のみから製造されている甘酒 < 酒粕のみから製造されている甘酒 < 米麹と酒粕のみから製造されている甘酒 < 米麹と米のみから製造されている甘酒

またヒトではコレステロール低減効果や便通改善効果を発揮するプロラミンの有効量は約113mg/日と言われ、米麹と米のみから製造されている甘酒コップ1杯(約150ml)には、ヒトで機能性を発揮できるプロラミン量が含まれていることが推測されました。

米麹と米のみから製造されている甘酒1杯を飲むと、コレステロール低減効果や便通改善効果といった機能性を発揮できるということですので、気になる方はぜひ甘酒を飲みましょう!

→ 飲む点滴「甘酒」の5つの健康効果|効果的な飲み方(時間と量)!注意点とカロリー|#林修の今でしょ講座 について詳しくはこちら

【この記事に関するクイズの答え!】

A. 甘酒。







【酒粕・甘酒 関連記事】
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ヴィーガンのインフルエンサーの死因からヴィーガン食の身体への影響について考えてみる。




肉も魚も卵も食べない「ヴィーガン(ビーガン)」生活・食事を経験した女性に起きた身体・肌の異変とは?
肉も魚も卵も食べない「ヴィーガン(ビーガン)」生活・食事を経験した女性に起きた身体・肌の異変とは?

1)完全菜食の生活を続け、6年以上水を飲まず果物・野菜ジュースを飲む→水の代わりに果物や野菜で水分補給したことによる影響

水を飲む代わりに果物・野菜ジュースを飲むということは糖質過多や血糖値スパイクを引き起こした可能性があるのではないでしょうか?

血糖値スパイク(グルコーススパイク)が危ない!~見えた!糖尿病・心筋梗塞の新対策~|#NHKスペシャルによれば、血糖値スパイクは一般的には「グルコーススパイク」と呼ばれており、ジェットコースターのように血糖値が急上昇及び急降下することをいうそうです。

血糖値スパイクになりやすい食事というのは、急激に血糖値が上昇しやすい食事であり、例えば、おにぎりや野菜ジュースなどのような食事は注意が必要です。

つまり、長期にわたって水を飲む代わりに果物や野菜ジュースを飲むことで血糖値が急激に変動し、「活性酸素」という毒性を持った物質がつくられやすくなり、その結果、血管の壁が傷つきやすくなり、修復しようと集まった免疫細胞によって血管がふさがってしまう。

これが心臓の血管で起きれば心筋梗塞を起こし、脳の血管で起きれば脳梗塞を起こし、突然死のリスクが高まると考えられるのです。

2)コレラのような感染症

お年寄りは低栄養に注意!|低栄養になると、免疫の低下、筋肉の減少、骨が弱くなることで、感染症や骨折の恐れが高くなる!によれば、低栄養になると、免疫が低下したり、筋肉が減少したり、骨が弱くなったりすることで、感染症に掛かりやすくなったり、骨折するおそれが高くなるようです。

低栄養の原因はアルブミン不足|ためしてガッテン(NHK)によれば、アルブミンが足りないと、血管や免疫細胞、筋肉などの組織がスムーズに作られなくなり、体にさまざまなトラブルが起こってしまいます。

アルブミンとはタンパク質の一種で、血液を流れている血清タンパク質のおよそ6割を占めています。

つまり低栄養とは「タンパク質不足」のことなのです。

たんぱく質が不足すると次のようなことが起こります。

赤血球の材料が少ない→「貧血」

血管を作る材料が少ない→「脳出血」

免疫細胞を作る材料が少ない→「肺炎」「結核」

筋肉を作る材料が少ない→「転倒」→「骨折」

ヴィーガン食ではたんぱく質をきちんと摂取しているという方もいるかと思いますが、アミノ酸バランス的に完全にカバーするのは難しいことだろうと思います。

そのためたんぱく質が不足したことによって免疫力が低下し、感染症になりやすくなったとは考えられないでしょうか?

3)疲労と菜食による身体へのストレス

肉も魚も卵も食べない「ヴィーガン(ビーガン)」生活・食事を経験した女性に起きた身体・肌の異変とは?では、ヴィーガン生活を続けているうちに、体に異変が起き、体力が落ちて、疲労感が現れ、唇は青くなり、髪が抜けたり、顔にシミが出たり、月経が来なくなった女性のエピソードを紹介しました。

●疲労感の原因 → たんぱく質を摂取しないことでアミノ酸不足で肝臓が働きにくくなったから

肝臓には代謝機能や解毒機能があるのですが、肝臓の働きを高めるたんぱく質に含まれるアミノ酸を摂取していないことで、疲れやすくなっていると考えられます。

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ヴィーガン食を否定するわけではなく、肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などの動物性たんぱく質を摂取すれば比較的簡単に摂取できるものが、ヴィーガン食だとその栄養バランスを整える難易度が高まるはずです。

良質なたんぱく質を摂取するというポイントとして重要なのが「アミノ酸スコア」というもの。

アミノ酸の多い食べ物・食品|アミノ酸を効果的に摂取するにはアミノ酸スコアを知ろう!によれば、アミノ酸スコアとは、食べ物からアミノ酸を摂取する場合、あるアミノ酸量がいくら多くても、最も量の少ないアミノ酸に「たんぱく質再合成が制限される」という仕組みのことです。

つまり、アミノ酸を食品で摂る場合、アミノ酸スコアの原理によって、摂取したもののうち、必ずしも全てがたんぱく質合成に活用されるわけではないということです。

食品たんぱく質の栄養価としての「アミノ酸スコア」(2005/12、日本食品分析センター)で紹介されている主な食品のアミノ酸スコアを参考にすると、動物性の食品はアミノ酸スコアが高く、植物性の食品はアミノ酸スコアが低くなっているのがわかります。

食品アミノ酸スコア|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省
食品アミノ酸スコア|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省

参考画像:特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省|スクリーンショット

【主な食品のアミノ酸スコア】

  • 牛肉・豚肉・鶏肉 100
  • 魚類 100
  • 卵 100
  • 牛乳 100
  • プロセスチーズ 91
  • 大豆 100
  • 精白米 65
  • ジャガイモ 68
  • 里イモ 84
  • みかん 50
  • トマト 48

大豆のアミノ酸スコアは100となっており、また、新しい食料資源としてのエゴマタンパク質の利用に関する基盤的研究によれば、エゴマの種子はたんぱく質含量が約18%と高く、アミノ酸スコアは92であり、植物タンパク質の中では良質なタンパク質といえるので、食品の組み合わせによっては植物性タンパク質だけでもたんぱく質を補給できる食生活が可能なのかもしれません。

ただその他にも女性ホルモン(エストロゲン)の原材料はお肉などに含まれるコレステロールなのですが、ヴィーガンの食生活では動物性のたんぱく質を摂取しないので、そのことも月経不順などに影響を及ぼすのではないかといった総合的な視点で見ていく必要があるかと思います。

そして、もう一つ気になったのは「ストレス」という視点です。

キラーストレスが胃・十二指腸の病気や突然死をもたらすメカニズム解明|北大で紹介した北海道大学の研究によれば、慢性的なストレス(睡眠障害など)をかけたマウスの脳内に病原性の免疫細胞を入れると、脳の血管に微小な炎症が引き起こされて、消化器や心臓の機能障害による突然死が起こることが分かりました。

脳の扁桃体が不安や恐怖を感じると ストレス反応と言われる反応が始まります。

ストレスホルモンが分泌されたり自律神経が興奮したりします。

そのために心拍数が増える、血圧が高くなるといった反応が起こります。

これがストレス反応です。

一つ一つは小さくても、多くのストレスが重なると、キラーストレスともいうべき危険な状態に陥ります。

血管が破壊され、脳卒中や心筋梗塞、大動脈破裂を引き起こします。

最新の研究では ストレス反応は、心臓の筋肉を流れる血液が減少し心不全を引き起こす、がんを悪化させる、体内に入った細菌を増やして血管の破壊を起こすなど、命に関わることがわかってきました。

もし、本人の意識ではストレスと感じていなくても、実際の身体にはストレス反応が現れていて、その一つ一つは小さくてもそれが重なったことによって、命に関わることを引き起こしてしまったということは考えられないでしょうか?

■まとめ

大事なポイントはヴィーガンのライフスタイルがまだ確立されていないものではないかという視点です。

何度も書きますが、決してヴィーガン食を否定するわけではなく、肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などの動物性たんぱく質を摂取すれば比較的簡単に摂取できるものが、ヴィーガン食だとその栄養バランスを整える難易度が高まるということを忘れてはいけないということです。

そして、いまだにヴィーガン食による体の影響がわかっていないことも知っておく必要があると思います。

自分は大丈夫と思っていても、実は身体は悲鳴を上げているのかもしれない。

もっと自分の身体にやさしくあって欲しいと思います。







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タウリンを摂取することはより健康的で長生きする鍵になる!?

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【目次】

■タウリンを摂取することはより健康的で長生きする鍵になる!?係

Taurine May Be a Key to Longer and Healthier Life(2023/6/8、コロンビア大学)

コロンビア大学など世界中の数十人の老化研究者が参加した新しい研究によると、タウリンの欠乏が動物の老化の原因であることがわかり、またタウリンを補充することが老化防止に役立つことが期待されるそうです。

同じ研究では、タウリンのサプリメントが線虫、マウス、サルの老化プロセスを遅らせ、中年マウスの健康寿命を最大12%延ばすこともわかりました。

なぜタウリンを補充することが老化防止に役立つと考えられるのでしょうか?

ビジェイ・ヤダブ博士のコメントをまとめると、骨の形成におけるタウリンの役割を明らかにした骨粗鬆症の研究やタウリン濃度が免疫機能、肥満、神経系機能と相関している(年齢とともに低下するすべてのプロセスをタウリンが調節)ことから、血中のタウリン濃度が全体的な健康と寿命に影響を与える可能性があると考えました。

人間の年齢では60歳に相当する2歳のマウスに1年間タウリンを補給したマウスは未治療のマウスよりも健康だったそうです。

具体的に言えば、タウリンが雌のマウス(「閉経」したマウスでも)の加齢に伴う体重増加を抑制し、エネルギー消費量を増加させ、骨量を増加させ、筋持久力と筋力を改善し、うつ病様および不安行動を軽減し、インスリン抵抗性を低下させたことから、長生きしただけでなく、より健康的な生活を送れるという結果が出ています。

また、6か月間タウリンサプリメントを毎日与えられた中年のアカゲザルの研究によれば、タウリンは体重増加を防ぎ、空腹時血糖値と肝臓損傷のマーカーを減少させ、脊椎と脚の骨密度を増加させ、免疫系の健康を改善しました。

これらの研究は人に対して行われたものではありませんが、毎日の食生活の中に魚介類を食べるきっかけになるのではないでしょうか?

【参考リンク】

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■【補足】タウリンとマグネシウムを摂取することによって、循環器疾患・心血管疾患の進展が抑制

食肉の成分に心臓病予防効果|財団法人日本食肉消費総合センター

WHOは、1985年から心臓病などの循環器疾患の世界的な疫学調査を行っていますが、その調査から食肉や魚介類、内臓などに多く含まれているタウリンの摂取量が多い地域で、心臓病などによる死亡率が男女を問わず、低いことがわかりました。

タウリンは、メチオニンなどと同様に硫黄を含むアミノ酸の仲間で、含硫アミノ酸と呼ばれており、食肉類では心臓や肝臓や舌に多く含まれています。

WHOの報告によれば、タウリンとマグネシウムを摂取することによって、循環器疾患・心血管疾患の進展が抑制されることがわかっているそうです。

タウリンやMgの積極摂取で血管内皮前駆細胞の機能が向上

(2013/10/30、日経メディカル)

タウリンやマグネシウムの摂取することによって、酸化ストレスを抑制され、血管内皮前駆細胞(EPC)機能の向上をもたらすと考えられることから、タウリンやマグネシウムを含む食品を積極的な摂取することにより、血管内皮修復機能が高まることで、心血管疾患が抑制され、長生きにつながることが期待できそうです。

【補足】健康と長寿に深く関与する2大栄養素は、タウリンとマグネシウム

affインタビュー 第44回|農林水産省

「タウリンは魚介類に含まれるアミノ酸の一種です。タウリンを摂取すると、交感神経の働きが抑えられて血圧が下がり、血管に脂肪がつきにくくなることが分かりました。

マグネシウムは塩分の排出に重要な役割を果たし、血糖値を調節するインスリンの働きを助け、また最近では動脈硬化の予防にも役立つことが分かってきました。私たちの体内のマグネシウムは加齢とともに減っていくので、食事で補わなくてはいけません。マグネシウムが足りなくなると、血管の壁にナトリウムがたまって水分で壁が厚くなり、血圧が上がりやすくなるからです」

家森幸男(京都大学名誉教授)さんは人が1日に排泄した尿を調べることで栄養評価をする方法を考案し、WHO(世界保健機関)の協力を得て、25年間に25カ国61地域の人々の尿を採取しデータを分析し、食事と栄養、病気との関係を解明する調査を行なった結果出た結論は、健康と長寿に深く関与する2大栄養素は、タウリンとマグネシウムだったそうです。

→ マグネシウムとタウリンを多く摂取している人は、高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満が少ない?|#世界一受けたい授業 について詳しくはこちら

■タウリンを含む食品を食べましょう!

国民一人一日当たり魚介類と肉類の摂取量の推移|水産庁
国民一人一日当たり魚介類と肉類の摂取量の推移|水産庁

参考画像:水産物の消費動向|水産庁(スクリーンショット)

水産庁による国民一人当たりの魚介類と肉類の摂取量推移によれば、平成18年には初めて肉類の摂取量が魚介類を上回り、21年には肉類と魚介類の摂取量が上回り、その差が拡大しているそうです。

イカ、タコ、シジミ、アサリ、ホタテ、カキなどの魚介類にはタウリンが含まれていますので、魚介類を食べるきっかけになるといいですね。

→ タウリンを含む食品 については詳しくはこちら

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