by PROTatsuo Yamashita(画像:Creative Commons)
(2011/6/8、47ニュース)
米アップルの多機能端末「iPad2」を買うため、中国安徽省の高校1年の男子生徒(17)が臓器ブローカーに自分の腎臓を売っていたことが分かった。広東省の深セン衛星テレビが8日までに報じた。生徒の体調は少しずつ悪化しているという。
iPad2がどうしても欲しくなった生徒は4月下旬、腎臓が高く売れると知り、ネット広告を出していたブローカーに連絡を取った。湖南省の病院に連れていかれ、腎臓を片方摘出された。
3日間の入院の後、2万2千元(約27万円)を受け取り、iPad2や携帯電話iPhoneを購入。高価な持ち物を母親に問い詰められて発覚した。
iPad2がほしいために、自分の腎臓を売った中国の高校生の話。
物欲しさに、自分の腎臓を売ってしまうだなんて・・・。
腎臓が自分の体にとってどんな働きがあるかということを知らなかったのでしょうか。
⇒ 腎臓 について詳しくはこちら。
腎臓は、肝腎かなめといわれるように、肝臓と同様に重要な臓器の一つで、
血液を濾過し、余分な老廃物や塩分を取り除くという、重要な役割を担っています。
さらに、赤血球を作るホルモンを作り、全身に酸素を行き渡らせたり、血圧を調整したりするなど、生命を維持する上で欠かすことのできない臓器です。
27万円と引き換えにその後一生悩まされるであろう体調不良というリスクをかかえてしまったこの高校生は今どんな気持ちでいるんでしょうか。
気になるのは、普通の高校生がネット広告を通じて臓器ブローカーと簡単に(?)連絡がとれるというのには驚きです。