みかわち焼

みかわち陶器市(三川内焼伝統産業会館前)|500種類の豆皿を展示・販売を行う「豆皿展」・「絵付け体験」・アウトレット|10月4日~8日




【目次】

■みかわち陶器市|500種類の豆皿を展示・販売を行う「豆皿展」・「絵付け体験」・アウトレット|10月4日~8日

2018年10月4日から8日まで開催中の「みかわち陶器市」に行ってきました!

三川内焼美術館(三川内焼伝統産業会館内)では500種類の豆皿を展示・販売をおこなう「豆皿展」や皿・マグカップ・湯のみのから呉須で絵付け作業を体験する「絵付け体験」(体験料1,000円/送料別途)、「三川内焼 近代の名工展」が行われていました。

三川内焼|三川内焼伝統産業会館
三川内焼|三川内焼伝統産業会館
天草陶石|三川内焼伝統産業会館
天草陶石|三川内焼伝統産業会館
薄胎(はくたい)・置き上げ|三川内焼の技
江戸時代末期から、1950年頃にかけてつくられた輸出向けの洋食器は、技術の粋を極め、「薄胎(はくたい)」、もしくは卵の殻に例えた「卵殻手(らんかくで)」と呼ばれていました。厚みが1ミリ程の薄い素地のカップは、それがやきものであることを疑わせるほどの軽さです。また、白磁特有の透光性から、光を当てると、素地が柔らかな白色の電球のように変わります。薄胎に絵付けがされることが少ないのは、絵の具の水分を素地が吸うことで、形が崩れてしまうためです。それほど微妙なバランスでつくられているのです。
置き上げとは粘土を水に溶かしてつくる白色の化粧土を使って、絵柄を立体的に表現する技法です。
貼り付け・透かし彫り|三川内焼の技
貼り付けは、複数のパーツを貼り重ねてつくる装飾方法です。
透かし彫りは、繊細な技法を駆使した「細工物」と呼ばれる中の一つ。器面の一部をくり抜いて模様を表す技法です。みかわち焼では、全面を掘りかごの網目のように見せるところまで発展していきました。生の素地の状態で穴を開けているため、一つくり抜くごとに不安定になり、全体のバランスを慎重に見計らいながら作業がすすめられます。
染付・菊花飾細工|三川内焼の技
みかわち焼の染付は、「まるで一枚の絵のような」と評されることがあります。
やきものに描かれる絵付けは、陶工たちが器に同じ絵柄を何度も繰り返し描くうちに自然と省略や変形が起こり、パターン化された「文様」として定着していくものです。
しかし、みかわち焼は長い歴史をもつ窯場にもかかわらず、そのような図案の変形を経ず、いまでも絵画を描くように、一筆ひとふでを運んでいきます。そのため、やきものの絵付けとしては珍しく、濃みの濃淡で立体感や遠近感を表現するなど、絵画的な図案として描かれています。また、輪郭線の中に絵の具をしみ込ませる「濃(でん)」の方法にも特徴があります。
先端の尖った竹の道具で、土の塊から花びらの形に一枚ずつ切り出します。一周したところで、今度はそれらを一枚ずつ起こしていきます。何週も繰り返すことによって、立体的な菊の姿が現れ、瓶に装飾として貼り付けられます。

みかわち陶器市の会場では窯元が展示・販売をおこなっています。

みかわち陶器市の会場では展示・販売が行われています。
みかわち陶器市の会場では展示・販売が行われています。
みかわち陶器市の会場では展示・販売が行われています。
みかわち陶器市の会場では展示・販売が行われています。
みかわち陶器市の会場
みかわち陶器市の会場
みかわち陶器市の会場
みかわち陶器市の会場
みかわち陶器市の会場では、パン屋さんやコーヒー屋さん、唐揚げ屋さん、ポップコーン屋さんが出店していましたよ。
みかわち陶器市の会場では、パン屋さんやコーヒー屋さん、唐揚げ屋さん、ポップコーン屋さんが出店していましたよ。

佐世保の日本遺産~三川内焼編~

■会場の場所

日時:10月4日(木)~8日(月)
時間:9:00~17:00
場所:三川内焼伝統産業会館前
   長崎県佐世保市三川内本町343
お問い合わせ電話番号:0956-30-8311

■まとめ

三川内焼の特徴は手作りで作られているため、少々お値段が高いですが、一度見てみる価値はありますので、ぜひ見てみてください!