食事からのコレステロールが1日300mg摂取する人は心疾患リスクが高い!|研究


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Embryo!

by Martin Cathrae(画像:Creative Commons)

Zhong VW, Van Horn L, Cornelis MC, et al. Associations of Dietary Cholesterol or Egg Consumption With Incident Cardiovascular Disease and Mortality. JAMA. 2019;321(11):1081–1095. doi:10.1001/jama.2019.1572

医学誌JAMAに掲載された米ノースウエスタン大学ビクター・ゾンの論文によれば、一日300mgのコレステロールを摂取する人は、そうでない人に比べて心疾患リスクが高いという結果が出ています。

卵を食べるとコレステロール値が高くなるのは嘘!?|卵を食べる回数と心筋梗塞の発症リスクに関連性はない!で紹介した国立がん研究センターの卵と心筋梗塞発症の関連について|多目的コホート研究によれば、卵を食べる回数と心筋梗塞の発症リスクに関連性がないことがわかったそうです。

ただ、総コレステロール値が高いほど、心筋梗塞リスクが高いという結果となっており、また、総コレステロール値が180mg/dL未満の人に比べると240mg/dL以上の人の心筋梗塞リスクは2倍となっています。

つまり、血清総コレステロール値が高ければ高いほど、心筋梗塞の発症リスクが高くなることがこの研究でも確認でき、心筋梗塞の予防という観点からいえば、総コレステロールを低くすることが予防につながるといえそうです。

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最近の研究では、食事からのコレステロールと心血管疾患との関連は低いといわれていますが、今回の研究を合わせて考えると、再度議論になるようになるかもしれません。

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