コンタクトレンズ 15年超使った人が違和感訴えるケース多発

Contact lens case

by Lee Haywood(画像:Creative Commons)

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コンタクトレンズ 15年超使った人が違和感訴えるケース多発

(2011/10/1、NEWSポストセブン)

「40代くらいになると 加齢によるホルモンの減少で、涙腺などの“腺組織”が萎縮し涙が出にくくなります。涙には油やたんぱく質なども含まれていて、特に油分は目の表面の水分蒸発を防いでいます。しかし、加齢にともない油分を供給する“マイボーム腺”が詰まりやすくなるため、さらに目の乾燥を招くことがあります」(南青山アイクリニック東京理事長・戸田郁子さん)

また、40代のコンタクトレンズ使用者についてはこんな心配もあるそう。

「15年以上コンタクトレンズを使っている“ベテラン”が装用時に違和感をもつケースが増えています。長期間使用により角膜の表面が荒れ、目の表面の水分を正常に保てなくなり、ドライアイになる場合があります」(戸田さん)

15年以上コンタクトレンズを使用している人に違和感を持つケースが増えているそうです。

理由としては、長期間使用していることによって、角膜の表面が荒れ、眼の表面の水分が正常に保てなくなり、ドライアイになるケースがあるようです。

また、40代くらいになると、加齢によるホルモンの減少で、涙腺などの“腺組織”が萎縮し涙が出にくくなることも関係していると考えられそうです。

■ドライアイの症状

目の表面を覆っている涙の量が減り、角膜が部分的に露出して傷つきやすい状態になるのがドライアイ。

吉野眼科クリニック院長・吉野健一さんは、「三層ある涙の層の乱れや角膜の傷による視力の低下、まぶしさなどを感じやすくなる場合もあります。さらに、炎症の要素も加わり、悪化すると目の痛みや充血をきたすことも」という。

ドライアイの症状としては、三層ある涙の層の乱れや角膜の傷による視力の低下、まぶしさなどを感じやすくなる、悪化した場合は、目の痛みや充血などがあります。

■ドライアイ対策

ドライアイは疲れたときに感じやすいが、老化の始まりのサインにもなるので放置しないで。ドライアイ対策は目薬をさすのが一般的だが、パソコン画面は目線より下になるような位置関係を心がけたり目を温めるのも効果的。

「目の周囲を蒸しタオルなどで温めると、マイボーム腺から異常な油分が溶け出し、正常な油に置き換わるため、涙の蒸発を防ぎます。また、パソコンを使ったりテレビを見るときはまぶたを大きく開けない工夫を。さらに、これからの季節は空気の乾燥も気になります。濡れタオルをハンガーにかけたり、加湿器を使うのもドライアイ対策になります」(吉野さん)

まとめてみます。

  • 目の周囲を蒸しタオルなどで温めると、マイボーム腺から異常な油分が溶け出し、正常な油に置き換わるため、涙の蒸発を防ぐ。
  • パソコンを使ったりテレビを見るときはまぶたを大きく開けない工夫をする。例えば、パソコン画面は目線より下になるような位置関係にする。
  • 部屋の乾燥に気をつける。

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