> 健康・美容チェック > 目の病気 > 目の疲れ > ブルーライトカット眼鏡には眼精疲労を軽減する効果が全くない|日本眼科学会、日本眼科医会、日本近視学会、日本小児眼科学会、日本弱視斜視学会、日本視能訓練士協会の共同声明
■ブルーライトカット眼鏡には眼精疲労を軽減する効果が全くない|日本眼科学会、日本眼科医会、日本近視学会、日本小児眼科学会、日本弱視斜視学会、日本視能訓練士協会の共同声明
シンディSüßengut|unsplash
(2021/4/14、日本眼科学会、日本眼科医会、日本近視学会、日本小児眼科学会、日本弱視斜視学会、日本視能訓練士協会)
①デジタル端末の液晶画面から発せられるブルーライトは、曇天や窓越しの自然光よりも少なく*1、網膜に障害を生じることはないレベルであり、いたずらにブルーライトを恐れる必要はないと報告されています*2。
②小児にとって太陽光は、心身の発育に好影響を与えるものです。なかでも十分な太陽光を浴びない場合、小児の近視進行のリスクが高まります*3。ブルーライトカット眼鏡の装用は、ブルーライトの曝露自体よりも有害である可能性が否定できません*4。
③最新の米国一流科学誌に掲載されたランダム化比較試験では、ブルーライトカット眼鏡には眼精疲労を軽減する効果が全くないと報告されています*5。
④体内時計を考慮した場合、就寝前ならともかく、日中にブルーライトカット眼鏡をあえて装用する有用性は根拠に欠けます。産業衛生分野では、日中の仕事は窓ぎわの明るい環境下で行うことが奨められています*6。
日本眼科学会、日本眼科医会、日本近視学会、日本小児眼科学会、日本弱視斜視学会、日本視能訓練士協会の共同声明によれば、ブルーライトについて様々な議論がなされていましたが、子供がブルーライトカットメガネを着用することを推奨するエビデンスはなく、発育にも悪影響を与える可能性があるため、ブルーライトカットメガネをつける必要がないようです。
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