スマホをよく使う人は「テキスト・ネック」に注意 頭痛や首痛、肩の痛みも

Mobile Phones And Abercrombie

by Garry Knight(画像:Creative Commons)




携帯デバイス多用の人は「テキスト・ネック」に注意

(2011/10/16、AFPBB)

かつて、携帯機器でタイピングをしすぎたために起きる「ブラックベリー・サム(親指)」と呼ばれる反復運動過多損傷の症状が話題になった。

そしていま、ブロガーや報道機関は最新の流行症状に注意を促している――「テキスト・ネック」だ。

医師らによると、前かがみに携帯機器を操作する時間が増えることで、首の張りや頭痛、肩の痛み、ときには腕や手の痛みなどの症状が増えているという。

一部報道によると、携帯機器で文字入力をしたり、映画を見たりゲームをしたりすることによって発生する痛みは、その後一生続く場合があるという。

英紙テレグラフ(Telegraph)は、深刻な事例では、首が曲がった状態で筋肉が適応してしまい、首をまっすぐに伸ばすと痛みが発生する場合もあると伝えている。

「テキスト・ネック」と呼ばれる、前かがみに携帯機器を操作する時間が増えることで、首の張りや頭痛、肩の痛み、ときには腕や手の痛みなどの症状が増えているそうです。

専門家によると、成人の平均的な頭の重量は4.5~5.5キロほど。首と肩は、下を向いた状態でこの重量を長時間支えることができないという。

特に子どもは、体に対する頭の比率が成人よりも大きいので、危険性が高い。

子供は、体に対する頭の比率が大人よりも大きいので、より注意が必要みたいです。

■テキスト・ネックを予防するには

携帯機器で文字入力を多用する人は、頻繁に休憩をとり、頭や首、背中のストレッチを行うことを忘れてはならない。

また、背骨と首を一直線に保つために、携帯電話を高い位置に持ち上げることを専門家は推奨している。

頭や首、背中のストレッチを行なって休息をとることや携帯電話を高い位置に持ち上げることでテキスト・ネックを予防しましょう。