by Eje Gustafsson(画像:Creative Commons)
「2歳未満の子供にはテレビを見せないで」、米国小児科学会が指針
(2011/10/22、AFPBB)
米国小児科学会(American Academy of Pediatrics、AAP)は18日、2歳未満の子供にはテレビを見させるべきではないとする指針を発表した。
米国小児科学会は、2歳未満の子供にはテレビを見せないほうが良いとする指針を発表しました。
なぜなのでしょうか?
指針をまとめた小児科医のアリ・ブラウン(Ari Brown)氏は、AFPの取材に対し、「テレビがついていると、親はあまりしゃべりません。子供のおしゃべりの時間が短ければ短いほどその子の言語発達が遅れるという科学的証拠もあるんです」と話した。
つまり、親が喋らないと、子供は親の言葉を聞くことができないために、言語の発達が遅れてしまうということみたいです。
親としては、ちょっとした作業をする時間を作るために、テレビを見せたりすることもあると思います。
ただ、その時間が長すぎると、子供の言語発達には良くない影響をあたえるようです。
【追記(2016/11/20)】
「2歳未満の子供には画面を見せないほうが良い」とする指針が見直される!?によれば、以前のガイドラインは「画面(スクリーン)=テレビ」を想定していましたが、今はスマホやタブレットといったものもあり、以前のようにただ画面を見るのではなく、コミュニケーションツールとしての役目も果たすようになっています。
以前の「2歳未満の子供には画面を見せないほうが良い」とする指針における科学的根拠(子供のおしゃべりの時間が短ければ短いほどその子の言語発達が遅れる)も、ビデオチャットを通じて双方向のコミュニケーションが行なわれている場合にはそれほど影響がないとの研究もあるようです。