性別にみたがん検診を受診した40歳から69歳の者の割合|平成28年国民生活基礎調査の概況

デーモン閣下、早期のがん手術を公表「がん検診に行くべし!」

デーモン閣下、早期のがん手術を公表「寒い季節にならないうちには元気な姿で」「がん検診に行くべし!」【報告全文】(2024/6/24、オリコンニュース)によれば、デーモン閣下は、2024年2月にかかりつけ医のすすめで内視鏡検査を行い、その際にステージ1のがんが見つかったため、4月から5月にかけて入院・手術を行なったそうです。

【追記(2024年10月16日)】

デーモン閣下、がん手術前に“大動脈破裂”の恐れ発覚「究極の選択だった」 「吾輩は悪魔だけど」“人間年齢”も公表(2024年10月16日、オリコン)によれば、術前検査で大動脈の一部に血管の壁が薄くなって、こぶのようになっている箇所が見つかれ、破裂の恐れがあると指摘され、どっちを先に治療をするか究極の選択であり、また動脈の方は、開胸手術をして、細かい神経が通っているところを切らないといけないので、何百万分の1の可能性で、声を失うこともある状況だったそうです。

■『かかりつけ医を持つことの必要性』や『がん検診を定期的に受けて早期に発見すれば治る可能性が高い。』

デーモン閣下は、これまで『かかりつけ医を持つことの必要性』や『がん検診を定期的に受けて早期に発見すれば治る可能性が高い。』ということを訴えてきていました。

今回実際にかかりつけ医の勧めで検査を行い早期のがんを発見し完治できたことにより、これまで伝えてきたことの正しさが証明されたというわけです。

平成28年国民生活基礎調査によれば、男性の胃がん検診、肺がん検診、大腸がん検診の受診率は上昇傾向にあるのがわかります。

また、女性の胃がん検診、肺がん検診、大腸がん検診、子宮がん検診(子宮頸がん検診)、乳がん検診の受診率も上昇傾向にあるのがわかります。

性別にみたがん検診を受診した40歳から69歳の者の割合|平成28年国民生活基礎調査の概況
性別にみたがん検診を受診した40歳から69歳の者の割合|平成28年国民生活基礎調査の概況

参考画像:平成28年国民生活基礎調査の概況|スクリーンショット

がん検診の国際比較を見ても、日本の乳がん検診、子宮頸がん検診は、OECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中で最低レベルに位置しています。欧米の検診受診率が70%以上であるのに対し、日本は20%程度ととても受診率が低いのが現状です。例えば、米国では子宮頸がん検診の場合、85.9%の女性が検診を受診しているのに対して、日本では24.5%にとどまっています。

欧米のがん検診受診率は70%以上であるのに対して、日本は20%と受診率が低いそうです。

厚生労働省(令和元年)によれば、国は、これまで、平成28(2016)年度までに、がん検診受診率を50%以上にすることを目標に掲げ、がん検診無料クーポンや検診手帳の配布、市町村と企業との連携促進、受診率向上のキャンペーン等の取組を行い、また地方公共団体においても、普及啓発活動や様々な工夫によって、がん検診の受診率の向上を図るための取組が行われてきましたが、現状のがん検診の受診率は30~40%台と目標を達成できていないのが現状です。

がんは早期発見・早期治療がもっとも重要ですので、がん検診を受ける機会を増やしていくようにしたいですね。