激辛ポテトチップスを食べた高校生15人が救急搬送されたニュースが話題!なぜ唐辛子(カプサイシン)を摂ると体調が悪くなるの?




激辛ポテトチップスを食べた高校生15人が救急搬送されたニュースが話題ですが、なぜ激辛のものを食べて体調が悪くなるのでしょうか?気になったので調べてみます。

カプサイシンに関する情報|農林水産省

少量のカプサイシンは口や食道、胃が適度に刺激されて唾液が出て、食欲が増進しますが、大量のカプサイシンが体内に入ると、粘膜が傷つきやすくなって胃腸などが荒れたり、咳が出たり、息切れがしたりします。

カプサイシンに関連した健康影響|農林水産省

ヒトがトウガラシやその加工品のカプサイシンを過剰に摂取することによる症状は、流涙症や鼻液漏、排尿障害、胃食道逆流症などです。なお、子どもや感受性の強い人では、粘膜炎症や吐き気、嘔吐、高血圧などの症状が報告されています。

辛味成分のカプサイシンを大量に摂取すると粘膜が傷つきやすくなって胃腸が荒れたりしますが、過剰に摂取すると流涙症や鼻液漏、排尿障害、胃食道逆流症などの症状があらわれたり、子供や辛み成分に対する感受性分の強い人は粘膜炎症や吐き気、嘔吐、高血圧などの症状が報告されているそうです。

さらに調べてみるとこんなニュースを見つけました。

激辛チップ食べた14歳少年、心臓発作で死亡 米マサチューセッツ州(2024/5/17、CNN)によれば、先天性の心臓疾患を持った少年が「キャロライナ・リーパー」と「ナガ・バイパー」の2種類の唐辛子で味付けしたチップ(=高濃度のカプサイシンを含む食品)を摂取した後に心肺停止で死亡したケースがあるそうです。

世界一辛いトウガラシで激しい頭痛 医師が注意呼びかけ(2018/4/12、BBC)によれば、世界一辛いといわれる「キャロライナ・リーパー」という種類のトウガラシを食べるコンテストに出場した男性は、食べた直後に吐き気を覚え、その後数日激しい首の痛みと頭痛が起きる症状に見舞われたそうで、その頭痛は雷鳴頭痛は可逆性脳血管攣縮症候群(RCSV)と呼ばれる症状で、脳につながる血管が突然収縮することで起きるそうです。

【参考リンク】

また過去には、カイエンペッパーを摂取したことで突然、冠動脈が収縮したり心不全に陥った例があるそうです。

■まとめ

痩せる脂肪!褐色脂肪組織BAT(褐色脂肪細胞・ベージュ脂肪細胞)を活性化させる方法・食べ物【美と若さの新常識~カラダのヒミツ~】【たけしの家庭の医学】によれば、褐色脂肪を刺激するトリップチャネルを刺激する食品の一つとして「カプサイシン」が挙げられています。

つまり、脂肪を燃焼させる≒ダイエット食品として「唐辛子(カプサイシン)」は注目されています。

辛み成分は少量を食べる分には問題ありませんが、過剰に摂取した場合、子供や感受性が強い人の場合には吐き気、嘔吐、高血圧、頭痛、ひどい場合には心肺停止をするケースもあるようですので、注意が必要ですね。