投稿者: @hakuraidouThreadsで見る
飛行機内で出血…グラドルで起業家のくりえみがリアルタイムで報告「やっと意識失える(手術受けられる)」(2024年10月21日、livedoor)によれば、グラビアアイドルで起業家のくりえみさんが、約1ヶ月前に身体のしこりを取る手術をして、飛行機に乗ったところ、飛行機の中で傷口が急に痛み、気圧で傷口が広がってしまい、上半身の感染が広がってしまい、身体の一部を切除したと報告しています。
気になったのは「気圧で傷口が広がることがあるのか?」という点です。
検索していると、よく理由として挙げられているのが、雨の日に古傷が痛む理論として、気圧の変化により炎症物質「ヒスタミン」が分泌されて痛みが発生するという説。
しかし、このことに関する論文は見つからず、また日本医事新報の記事によれば、明らかなエビデンスが示されていないことから、気圧で傷口が開くとは言い切れません。
そこで、改めて、手術後に傷口が開く原因について調べてみると、3つの原因が考えられます。
1)感染:傷口が汚れていたり、異物や壊死した皮膚組織が付着したりすると、細菌が感染して炎症を起こし、傷口が開く可能性がある
2)縫合の仕方:傷を縫うときに真皮からしっかり縫わないと、傷口が開きやすくなる。
3)体の動きによる引っ張られる力:傷が治る過程で、体の動きにより引っ張られる力が働くことで傷口が開く可能性がある。
感染、縫合の仕方、体の動きにより引っ張られる力によって、手術後に傷口が開くことがあります。
改めてくりえみさんの投稿を見てみると、「飛行機の中で傷口が開いてしまい感染してしまいました」とありましたが、もしかすると、傷口が開いて感染ではなくて、感染して炎症を起こして傷口が開いたとは考えられないでしょうか?
とにかく自身で対応できるのは3)だけですが、手術後はやはり無理をしない動きをしないといけませんね。