タイミーと闇バイトについて考える!




タイミーで闇バイトを募集していることが話題になっています。

タイミーとしては、ちょっとした隙間バイトをお願いしたい事業者と利用者をマッチングさせることで社会の役に立つサービスを提供したいと思っていただけなのかもしれません。

しかし、それは性善説に基づくものであって、今現在タイミーのサービスを悪用しようと考えて闇バイトを募集しようとする人/組織が出ている恐れが高くなっています。

企業としてはすかさず対策を講じていくのですが、そこで気になったのが、目視による全件チェックという話。

おそらくあまりにも早い対応なので国からの指導というより自主的に目視による全件チェックを行っていこうというのがタイミーのスタンスなのではないでしょうか?

なぜ気になったのか?

それはSNSを見ると、AIは時代を変えるというAI賛美の声が大きい中、この作業は人力チェックなんだという疑問。

昔フードデリバリースタートアップがテクノロジーではなく実はほとんど人力で頑張ってたみたいな話を思い出します。

カードの不正利用による詐欺被害に遭う!で取り上げましたが、クレジットカード決済の場合なんらかの怪しいシグナルを決済事業者が検知をして、未然に詐欺を防いでいるのですが、詐欺のやり口も巧妙になって、違和感のない注文であったため、だまされてしまったという経験があります。

しかし、ECカートサービス事業者のメールによれば、過去にカードの不正利用に使われた住所であることがわかっていたと書かれており、この名前、住所、電話番号を疑わしいリストとして共有しフィルターにかけることができればよかったのではないかと思っていたところ、今回のニュースを目にしました。

こういう事件が出てくると必要になってくるのは、人力チェックではなく、それこそAIを活用した闇バイト検知AIであり、このAIをフィルターとして活用することで、未然に犯罪を防ぐことができるのではないでしょうか?

また、事業者も利用者も本人確認書類をプラットフォームに提供することが必要になってくるかもしれません。

信用スコア社会とは?を参考にして信用スコア社会的に考えるならば、取引における評価・評判をリアルタイムで収集し、それが一目で見える形になって、一種の通貨になり、サービスの利用のハードルがその信用スコアをベースとなることになっていくでしょう。

この提案を一つの例にすると、タイミーは事業者・利用者ともに本人確認書類の提出を求めます(第1の信頼)、事業者・利用者同士が取引における評価をお互いにして、悪い場合にはいったんサービスの利用をストップさせます(第2の信頼)、仕事を募集する側の怪しい文章はAIで検知します(第3の信頼)、それを積み重ねていくことで、事業者・利用者双方の信用スコアができていき、それがタイミーとしての大きな価値になっていくというものです。

タイミーのミッション「働くインフラ」について考える!「人」がインフラになる時代になった!によれば、タイミーのミッションは「働くインフラ」なのだそうです。

今回のニュースを決してネガティブにとらえるのではなく、安心して働ける環境を作るプラットフォームづくりを行って、本当の意味での「働くインフラ」になってほしいものです。







P.S.