夫婦円満の秘訣は旦那がベッドの上で妻に尽くすこと!?


夫婦円満の秘訣は旦那がベッドの上で妻に尽くすこと!?

(2011/11/23、Googirl)

インディアナ大学のキンゼイ研究所の社会学者たちによって行われた今回の研究は、性的行動についての初めての国際的な研究であり、かつては当たり前だと思われてきた多くの定説を覆すものであった。

今回の研究によると、女性はパートナーと性交渉をすればするほど楽しみを感じる傾向にあるのに対して、男性はパートナーの性的欲求を満たしてあげることを重要視しているということがわかったそうだ。

今回の調査は、アメリカ、ドイツ、スペイン、ブラジル、日本の5つの国、1000組ほどのカップルが参加し、年齢は40歳から70歳、平均して25年ほど付き合っているカップルを対象にして行われた。

男女ともに多く見られた意見として、寄り添う期間が長くなればなるほど、性生活も充実し、幸福度や楽しみが増す、という点が挙げられるそうだ。だが、今回の調査によると、男性は彼らの関係が深まってゆくことに幸せを感じると答えた人が多かったのに対し、女性は性的な満足を好むと答えた回答者が多く見られたそうだ。

また、キスや愛情のある抱擁はパートナーとの関係を築き上げるための基本的なものであると考えている男性は、そう考えていない男性に比べて、平均すると3倍は幸せを感じるようである。一方、肌と肌が触れ合うような性行為を好む女性の場合、キスや抱擁だけだとあまり幸せを感じないそうだ。

ポイントをまとめてみたいと思います。

  • 長期的な関係を意識している男性は女性よりも、ハグやキスをすることに幸せを感じ、重要視している。
  • 肌と肌が触れ合うような性行為を好む女性の場合、キスや抱擁だけだとあまり幸せを感じない。
  • 男女ともに、寄り添う期間が長くなればなるほど、性生活も充実し、幸福度や楽しみが増す

男性は、女性よりも、「愛情ある抱擁をするよりも、愛のない性行為の方を好む」傾向が強いと思われていたのですが、今回の研究結果によれば、長期的な関係を望む男性の場合は女性よりも抱擁を重視しているそうです。

意外な結果にはこうした理由があるようです。

今回のレポートの著者であるジュリア・ヘイマンによると、女性は年をとると共にプレッシャーが減ってゆくため、女性の性的な満足度は、年令と共に増してゆくのだという。

彼女曰く、『女性は予想外の出来事や逆境、こどもの成長などのライフスタイルの変化を経験していくことで、より満足度を増やしていくことができるでしょう。私たちは、今までの研究からも「長期的な関係は健康にとって大きな価値がある」ということを知ることができますが、今回の研究によって、関係を継続させることと幸せであることを両立した関係を築くには何が必要であるのかを、もっと考えていくことが出来るようになったのではないでしょうか。』

つまり、長期的な関係を築くには、「夫が妻に尽くすことが重要」という元記事のタイトルに繋がるというわけですね。

 

P.S.

長期的な関係は健康にとって大きな価値がある

と記事に書かれていますが、その例として、「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(著 ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー)によれば、

結婚生活によって男性の寿命は7年延び、女性の寿命は2年延びることが統計分析からわかる。

そうです。

つまり、男性は結婚するとしないとでは健康にとって大きな違いが出るというわけです。

 

【関連記事】