笑福亭鶴瓶さん、体調不良で歩き方がおかしくなり救急病院へ 原因は「薬の飲み合わせ」/加藤茶さんと石破茂首相のケースと一緒に考える




笑福亭鶴瓶、体調不良で一時歩行困難「車いすに」 救急病院へ…原因は「薬の飲み合わせ」(2024年12月16日、ENCOUNT)によれば、笑福亭鶴瓶さんは空港で車いすに乗せられるほどの状態で歩き方がおかしくなり、夫人に歩き方がおかしいと指摘されて、救急病院に行ったそうです。

原因ははっきりとはわかっていないのですが、鶴瓶さんは薬の飲み合わせが関係しているのではないかと考えているようです。

鶴瓶さんは過去にNHK『鶴瓶の家族に乾杯』(2014年6月9日放送)で加藤茶さんと共演した時に加藤さんが返答が遅くて体調不良が心配されていた時(実際は風邪だったそうです)と同じ状態と自身の状態を重ね合わせていました。

先日ニュースにもなった首相指名選挙で居眠りする石破さんは実際は風邪気味で薬を服用したために起きたことだったそうですが、3人に共通するのが「薬を飲んでいた」ことです。

超高齢社会におけるかかりつけ医のための適正処方の手引き(1)安全な薬物療法

高齢者は若年者に比べて薬物有害事象の発生が多い。旧跡病院の入院症例では、高齢者の6-15%に薬物有害事象を認めており、70歳以上は60歳未満に比べて1.5倍から2倍の出現率を示す。

(中略)

高齢者は多病のために多剤服用になりやすい。

薬物有害事象には、物忘れや目まい、失神などがあり、薬効が強く出すぎることも含まれます。

体を治すために飲んでいる薬ですが、薬効が出すぎたり、アレルギー症状が出たりすることで、体調を崩すというケースがあるということですね。

【追記(2025年4月11日)】

広末容疑者 「薬剤性せん妄」の可能性も 睡眠薬などの服用が原因、興奮やイライラ(2025年4月11日、スポニチアネックス)によれば、広末涼子さんは薬剤性せん妄の可能性があるという指摘がありました。

せん妄とは、脳が機能不全を起こした状態で軽い意識障害や注意障害を中心にさまざまな精神症状が起こる。ボーっとしたり、興奮したり、人が変わったように不機嫌でイライラしたりする。

 その中で、睡眠薬や抗不安薬、麻薬性鎮痛剤、抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)などの服用が原因で起こるのが「薬剤性せん妄」だ。

薬の飲み合わせが悪いと何らかの意識障害が起きることがあるんですね。今回がそのケースに当てはまるのかはわかりませんが、自分で勝手に薬を飲むことへのリスクがあることがあるので、注意したいところです。