女子ゴルフの2017年に引退した宮里藍さんは自身のインスタグラムのストーリーで翼状片の手術をしたことを告白しました。
ストーリーには右目にアイパッチをあてた写真と「翼状片手術した人います?」とアンケートをとっていました。
■翼状片とは?
翼状片は、白目の組織の細胞が異常に増殖して黒目に食い込んでしまって起こる目の病気です。
翼状片の原因として、紫外線が影響していると考えられ、白目と黒目の境界が紫外線で傷つき、その防御反応や修復の過程で起こると考えられています。
初期症状では充血や異物感、ドライアイ、眼精疲労などがあらわれます。
瞳孔の近くまで白目が侵入すると視力障害が起こる場合もあります。
また、耳側から差し込む紫外線は鼻側に集まりやすいため、目の鼻側から発症するのが特徴です。
→ 翼状片の症状・原因・予防 について詳しくはこちら
■翼状片予防・対策
●サングラスやUV(紫外線)カットのコンタクトレンズ
仕事をしていてサングラスは不適切と考えている人もいるかもしれません。
しかし、オフィス街ではビルや路面の反射で、方向や時間帯に関係なく紫外線を浴びているようです。
自分の目を紫外線による目の病気から守るためにも、ぜひサングラスを利用しましょう。
【サングラス選びのポイント】
●紫外線(UV)カット機能のある眼鏡やサングラスを選ぶ。
●サングラスは薄い色のサングラスがよい。
濃い色のサングラスの場合、瞳孔が開き、紫外線を受けやすい。
薄い色のサングラスの場合、瞳孔が開かず、紫外線が入って来ても、目の奥まで届きにくい。
●サイズは大きめで、顔の側面まで覆うサングラスを選ぶ方が効果的です。
紫外線は正面からだけでなく、地面などに反射して下や横からも目に入ってくるので、顔の形にフィットしたサングラスを選ぶ。
紫外線が一日のうちで最も多く降り注ぐのは、午前10時から午後2時の時間帯ですが、実は目に入ってくる紫外線の量は、朝や夕方のほうが多い(太陽の高さが低い朝や夕方は直射日光が目に入る)ので、この時間帯も忘れずに紫外線対策を行いましょう。
→ 結膜弛緩症・翼状片|ためしてガッテン(NHK) について詳しくはこちら
●つばのある帽子も紫外線対策によい
●ビタミンCを摂る
厚生労働省によると、ビタミンCを多く摂ると白内障が40%減少したという結果が出ているそうです。
ビタミンCを多く含む食品の例としては、イチゴ・レモン・赤ピーマン・ブロッコリーなど。
●ルテインを摂る
紫外線を浴びると目の中に活性酸素が発生しますが、活性酸素を取り除くには、抗酸化作用の高いルテインを多く含む食品がオススメです。
→ルテインの健康効果についてはこちら
※目を守るためにも紫外線対策を行ない、少しでも目に違和感を感じた場合、眼科医に相談することをお奨めします。
■まとめ
ゴルフを職業にするうえでどんなに紫外線対策をしたとしても、たくさんの紫外線を受けるのは仕方がないことかもしれませんね。
紫外線対策のためにも紫外線(UV)カット機能のある眼鏡やサングラス、つばのある帽子などを活用しましょう!
ちなみに、宮里藍さんは「翼状片手術した人います?」とアンケートをとっていましたが、宮里藍さんのフォロワーにはゴルフ好きの方も多いでしょうから、一般的なアンケートと比べても違う数字が出そうですので、気になるところです。