【訃報】いしだあゆみさんが死去「ブルー・ライト・ヨコハマ」が大ヒットし日本アカデミー賞最優秀主演女優賞も(2025年3月17日、FNN)によれば、いしだあゆみさんが甲状腺機能低下症のため亡くなったことが分かりました。76歳でした。
声優・宮村優子さんはバセドウ病や橋本病にかかっていたことを告白!『コナン』の和葉役を降りて一時は声優引退を考えたことも!によれば、甲状腺機能低下症になると、全身の代謝が低下することによって、無気力、疲れやすさ、全身のむくみ、寒がり、体重増加、便秘、かすれ声などが生じ、女性では月経過多になることがあります。また、うつ病や認知症と間違われることもあります。
気になったのは甲状腺機能低下症を死因として挙げられている点です。
甲状腺機能低下症は直接的な死因になるというよりも、それが引き起こす心血管疾患(心不全や動脈硬化など)などが死因となるケースが多いそうです。
例えば、甲状腺ホルモンが不足すると、心臓や血管に影響を与え、心拍数が低下(徐脈)したり、血圧が上昇したり、コレステロールの代謝が低下し、血中のLDL(悪玉コレステロール)やトリグリセリド(中性脂肪)が増加することにより、動脈硬化のリスクが高まり、心筋梗塞などの心血管系疾患のリスクを高めます。
ただ、日本内分泌学会によれば、粘液水腫性昏睡という重度の甲状腺ホルモン不足(甲状腺機能低下症)に際しておこる合併症があり、甲状腺ホルモン薬を勝手に飲むのをやめたり飲むのをわすれたりしたときに発症し、重症で危険な状態ですので、約30%のかたがお亡くなりになると報告されているそうです。