日本の料理の持つイメージをどう描いているか。映画やアニメで見る料理、自国の日本的料理、チェーン店的料理、日本の家庭料理、そしてTHE日本料理。でもここを掘れば食べ物を軸とした海外の観光客が増えそうな予感。
京都で”1泊2食付き”をやめる旅館が続出。https://t.co/dVSoT42cxN https://t.co/57OYVN5wvQ
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) April 21, 2025
味覚は教養であるということをベースに四季があって、東西南北に長い弓なりの国土があり、地域に根付いた料理があって、それをベースとした旅行というトレンドができたら、日本は最高の旅行先になるんじゃない?
『味覚は教養である』https://t.co/noat7kLVo4
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京都で”1泊2食付き”をやめる旅館が続出。「素泊まり」「飲食店の予約代行」にシフトの背景には外国人観光客の≪正直な本音≫があった(2025年4月20日、東洋経済オンライン)によれば、外国人観光客はSNSや観光情報誌などで日本での食事を楽しみにして来日するが、食べてみて初めて自分が思い描いていた味との違いを実感し、キャンセルするパターンが続出しているそうです。
日本の料理に対するイメージは人それぞれで、映画やアニメで見る料理、自国の日本的料理、チェーン店的料理、日本の家庭料理、そしてTHE日本料理。
これを参考にすれば、元々の日本料理を出すお宿があってもいいし、外国人観光客が求める日本的な料理を出すお店・お宿があってもいいわけです。
大事なことはマッチングがうまくいかなかったということと、日本にはいろんな楽しめる味覚があるということを知ってもらうことなのだと思います。
1)マッチング
飲食店を紹介する際にもどんなイメージのものが希望かを先に聞いておけば、記事にあるようなミスマッチは起きずに、きっと満足してまた来たいと思ってくれたことでしょう。
映画やアニメで見た料理が食べられるお店とか、高級な食材を使った料理とか。
2)日本にはいろんな楽しめる味覚がある
日本には四季があって(ちょっと夏が長すぎるようになってはきましたが)、東西南北に長い弓なりの国土があり、地域に根付いた料理があります。
外国人観光客がSNSなどで日本の料理を知っていると思ったとしても、それは多くの人がおいしいと思った日本的な料理であって、実は日本らしい料理ではないかもしれません。
例えば、SNSでよく見るのがたっぷりのとろっとしたチーズを使った料理でそれが日本の料理と思うと、現実では若者・SNS向けの料理であり、京都のお宿で出てくるものではないですよね。
高級な飲食店ではスペシャリテなんて料理もありますが、スペシャリテは一口目からおいしい味付けにしているのに対して、一般の料理は一皿を完食して満足するような味付けであり、お客様がどんな料理を求めるかによって、行く店を変える必要があります。
また知らない味、知らない食材をいきなりおいしいと感じるのは難しいものです。
SNSで「味覚は教養である」という言葉に出会いましたが、知らないとそれがおいしい料理だとわからないものもあるのだと思います。
これらのことを逆に考えると、外国人観光客の日本の旅行の伸びしろというものはまだまだあるということなんですよね。
SNSには「外国人、特に西洋系は日本人と違い旅行に食べ物を別に軸としてきてないし、旅行先で美味しいものを食べに行きたいから旅行するというその軸自体が極めて日本人らしい思考」だと書いてありました。
日本の四季、東西南北に長い国土にいろんな食材があり、地域に根付いた料理があるということを活かして、それをベースとした食べ物を軸とした旅行というトレンドができたら、日本は最高の旅行先になるのではないでしょうか?