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■肝臓がん、血液検査で早期診断…発見率3倍に|千葉大
肝臓がん、血液検査で早期診断…発見率3倍に
(2011/12/7、読売新聞)
肝臓がんを血液検査で早期診断できる技術を、千葉大学の野村文夫教授(臨床検査医学)らが開発した。
肝臓にがん細胞ができると体内で作られる免疫物質(抗体)を検出する方法で、血液検査による発見率は従来の20%から60%に向上する。
すでに国際特許を取得しており、5年以内の実用化を見込んでいる。
千葉大学の野村文夫教授が肝臓がんを血液検査で早期発見できる技術を開発したそうです。
血液検査による発見率は従来の20%から60%に向上するそうです。
野村教授らは、がん細胞に多い「Ku86」というたんぱく質に着目。
これを攻撃するために作られる抗体を診断の目印(腫瘍マーカー)として血液を分析したところ、早期がんの60%以上が陽性を示した。がんでないのに反応してしまう偽陽性は10%以下だった。
肝臓がんのマーカーはこれまでもあったが、腫瘍の大きさが2センチ以下という早期の場合、陽性率が20%程度と低かった。
早期発見は、超音波検査やコンピューター断層撮影法(CT)、磁気共鳴画像(MRI)など、熟練を要する高価な診断法に頼っている。
肝臓がんの早期発見には、超音波検査やCT、MRIなどの高価な診断法に頼らざるを得ませんでしたが、今回の研究が進めば、より容易に検査ができるようになることが期待されます。
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