昔から「風邪を引いたら蜂蜜をなめる」「蜂蜜レモンが咳にいい」と言われてきましたが、なぜはちみつが咳に効くといわれるのか?どの成分が効いているのか?(「喉を潤すから」「抗菌作用だから」)がわかっていませんでした。
今回紹介する理化学研究所・東京理科大学の研究によれば、「メルピロール」と「フラジン」に咳止め効果があることがわかりました。
【参考文献】
- Identification of a New Pyrrolyl Pyridoindole Alkaloid, Melpyrrole, and Flazin from Honey and Their Cough-Suppressing Effect in Guinea Pigs Journal of Agricultural and Food Chemistry (2023年)
今回の重要なポイントは2つ。
1)市販の代表的な咳止め薬「デキストロメトルファン」(メジコンなどの主成分)に匹敵するレベルの効果の強さだということ
2)蜂蜜を喉に塗ったり口に含んだだけではなく、胃に直接入れても咳が抑えられた → つまり単なる喉の保湿効果ではない
■【仮説】はちみつで咳を止める仕組み
●一酸化窒素 (NO) を介した経路が関わっているかもしれない
●咳を引き起こす咳反射そのものを中枢(脳や神経)レベルで抑えている可能性が高い
=蜂蜜を食べると体の中でメルピロールやフラジンが働いて、咳の「信号」をブロックするようなイメージ
【家庭料理の視点から】
金柑や柚子、花梨、大根のはちみつ漬けはのどに良いといわれてますよね。
でも今回の研究を参考にすれば、そもそもはちみつ自体に咳を止める効果があるんですよね。
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■まとめ
風邪を予防したい、咳止めをしたいという方はぜひはちみつをなめてくださいね。
「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」