by Andrew Roberts(画像:Creative Commons)
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■メタボリックシンドローム予防には睡眠の改善が必要
メタボ対策が注目されており、食事と運動の改善が必要だということは多くの方が知っていると思うのですが、今回紹介する記事では、食事・運動の改善に、睡眠の改善を加えた3本柱の改善がメタボ対策に効果的だということがわかってきたそうです。
“メタボ”は「睡眠」とセットで治せ!!
(2008/8/25、ゲンダイネット)
広島国際大心理科学部の田中秀樹准教授に聞いた。
「世界では、睡眠とメタボの関係がいち早く研究されていて、短時間睡眠や不眠症などの睡眠障害は、メタボのリスク要因となっています。ここにきて、日本でもそれを裏づける研究結果が続出しているのです」
田中准教授は、広島県民587人の健康診断データから、血圧や中性脂肪、肝機能、腎機能など7項目を取り出し、「熟眠感」の有無で分析したところ、すべての項目で熟眠感がないグループに基準値を超えている人が多かった。
日大医学部の兼坂佳孝講師は2万2000人を対象に、睡眠時間とメタボの関係を調査。
睡眠7~8時間の人のメタボリスクが最も低く、これを超えても未満でも、糖尿病のリスクが3~5倍に上がったという。
「こうした調査結果を踏まえると、運動習慣と食習慣の改善だけでなく、睡眠の改善も加えた方が、メタボ予防につながるはず。
そこで、この3つを一緒に行う改善プログラムを取り入れたところ、注目すべき結果が得られたのです」
睡眠7~8時間の人のメタボリスクが最も低く、これを超えても未満でも、糖尿病のリスクが3~5倍に上がったとそうです。
この記事に紹介されている実験では、睡眠改善プログラムを行うことで、体脂肪率と皮下脂肪率が低下し、基礎代謝量がアップしたそうです。
これからのメタボ対策・予防としては、食生活の改善・運動習慣の改善だけでなく、睡眠の改善を取り入れていく必要がありそうです。
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