by Christopher Cook(画像:Creative Commons)
20〜30代男性、交際経験なしが全体の35%、恋人いない歴の平均は4.6年、恋人のいない期間は男性のほうが長期化する傾向=リクルート ブライダル総研調査
(2012/3/7、さくらフィナンシャルニュース)
リクルート(本社:東京都千代田区)が運営するブライダル総研が、20代から30代の男女を対象に実施した『第1回 恋愛観調査』の結果によると、これまで女性との交際経験のない男性は全体の35%いることが判明した。
また、男性の恋人がいない期間の平均は4.6年だった。
リクルート ブライダル総研調によれば、男性の35%、女性の24.3%が「交際経験無し」と回答したそうです。
恋人のいない男女に「恋人が欲しいかどうか」を尋ねたところ、 「欲しい」(「やや欲しい」「非常に欲しい」の合計) との回答は男性が56.5%、女性が56.7%だった。これに対して「欲しくない」(「あまり欲しくない」「まったく欲しくない」の合計)は男性で20.5%、女性では19.6%といずれも2割程度で「欲しい」人を大きく下回る結果となっている。
今回の調査結果は、以前紹介した記事と同様の結果が出ているようです。
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18~34歳の未婚者のうち、「異性の交際相手がいない」とする男性が61・4%、女性が49・5%と、いずれも過去最高となったことが25日、国立社会保障・人口問題研究所の調査で分かった。
【感想】
昔の時代も恋愛には興味があっても奥手な人もいたでしょうし、恋愛以外に没頭している人もいたでしょうし、今回の数字は本当に驚くほど多い数字といえるのでしょうか?
1992年に全国の18歳から59歳までの3432人をサンプルにアメリカにおける恋愛行動と性行動を調査した結果によれば、
調査対象となった人々の約68%が知り合いの紹介で配偶者にめぐり合っている。
一方、自力で配偶者と出会った人は32%に過ぎない。
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(2017/3/30 09:36時点)ほとんどが誰かの紹介で配偶者に出会っているということです。
社会の仲立ちによる紹介は、独力で事を進める場合よりもリスクは少なく、情報は多い。
ところが、現代社会に生きる人々は、一般に見合い結婚には否定的で、見ず知らずの人と結婚するなどとても想像できない。
自らの運命を生きているのだと私たちがいくら言い張っても、社会的ネットワークがきわめて効率的に縁結びの役を果たしているのである。
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自力で相手と出会う人よりも誰かの紹介で出会う人のほうが圧倒的に多いのであり、お見合い文化が減っていることや会社内での紹介がなくなっていることなどこれまで社会を支えてきた社会的つながりが崩れていることや恋愛と結婚の価値観が変わってきたこと(恋愛至上主義のように恋愛してから結婚するのが当然で、見合い結婚など考えられない)が現在の状況を産んでいるのではないでしょうか。
人によっては、恋愛が不得手という人もいるはずですから、もう少し見合い結婚に対してゆるく捉えるなど、社会的ネットワークをうまく活用していくと考えていくようにしたほうが良いのかもしれませんね。
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