女性の平均ウエストサイズが60年で15センチ増!その理由とは?


Girl on the floor

by Vladimir Pustovit(画像:Creative Commons)




女性の平均ウエストサイズが60年で15センチ増 原因は家事をしなくなったから!?

(2012/5/25、IRORIO)

女性の平均ウエストサイズは、ここ60年で約15センチも増えたらしい。この事実についてある研究者たちは、昔より家事をやらなくなったのが原因だと主張している。

女性の平均ウエストサイズは、60年で15センチ増えているそうです。

その理由としては、この記事の中では、働く女性の増加に加え、便利な家電製品が開発されたため、家事でカロリーを消費しなくなったためとしています。

調査によると、1950年代の主婦たちは、1日の家事で1000kcalも消費していたそう。一方現代の女性は、60年前と比べると1日中座って過ごす割合が多いとか。

これは、働く女性の増加に加え、便利な家電製品が開発されたためだとみられる。ファストフードなどカロリーの高い食事の一般化も女性のウエストサイズに影響していそうが、研究者らは、1950年代にもポテトチップスやプリンなどはあったとし、単に動かなくなったことが太った原因だとしている。

今回の記事を2つのポイントに分けて考えてみます。

1つは、座って過ごす時間が増えていること、もう一つは、家事をする時間が減っていることです。

1.座って過ごす時間が増えている

今回の記事は、女性にスポットライトがあたってますが、男性も同じような傾向にあるのではないでしょうか。

昔に比べるとおそらくデスクワークが増え座って過ごす時間が増えているかと思います。

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいによれば、長時間座る習慣を続けていると、ウエストが太くなるようです。

ちなみに、長時間座る習慣を続けていると、肥満糖尿病、心臓病、ガンなどのリスクが高まったり、血圧や血糖値の数値が悪くなるともいわれています。

【関連記事】

2.家事をする時間が減っている

ニートをしないから太る?!(森谷敏夫)|たけしのニッポンのミカタ 1月28日

今、世界各国の研究者から注目されている「ニート」とは、“ノン・エクササイズ・アクティビティ・サーモジェネシス”の頭文字を取った言葉で、日本では「非運動性熱産生」、つまり日常生活でエネルギーを消費する運動以外の身体運動のこと。実は“ニート”は、人間の1日のカロリー消費の約4割を占めるという。

現代人はニートが減少した結果、肥満が増えたという意見があります。

家事をすると肥満予防につながる?

身体活動とエネルギー代謝 – e-ヘルスネット

近年、家事などの日常生活活動が該当する、非運動性身体活動によるエネルギー消費、別名NEAT(non-exercise activity thermogenesis)と肥満との関連が注目されています。

Levine et al., は、肥満者と非肥満者を比べると、非肥満者は歩行なども含めた立位による活動時間が、平均で1日約150分も少なかったと報告しました(図1)。

つまり、なるべく座位活動を減らして、家事などの日常生活活動を積極的に行なうことも、肥満予防のキーポイントといえます。

出典:Ravussin E. A NEAT Way to Control Weight- Science, 530-531, 307, 2005

このページによれば、肥満の人とそうでない人を比較すると、肥満の人は、立位または歩行活動が平均で1日約150分も少なかったそうです。

 

【まとめ】

座位活動を減らして、家事などを行う時間を増やすことや歩行活動をすることが肥満予防・メタボリックシンドローム予防、ダイエットにつながりそうです。