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<五輪体操>漫画に触発された「空中感覚」…内村選手「金」
(2012/8/2、毎日新聞)
内村選手の強さを支えるのは、普通の人間にはない空中感覚だ。
<中略>
本人は言う。「(演技中に)天井と床が超高速回転で回っているのが見えて、その中でも上下が理解できている」
内村航平選手の強さとは「空中感覚」にあるそうです。
この「空中感覚」はどのようにして養われたのでしょうか?
周子さんは絵が得意で、体操教室の生徒のためにイラスト入りのガイドを作っていた。内村選手はそれをまねて、自ら一流選手のビデオを見て大技を分析。イラストを描いていた。
同じころ夢中で読んだのが体操漫画「ガンバ!Fly high」(週刊少年サンデーで94~00年に連載)。中学から体操を始めた少年が、五輪で金メダルを取るまでの成長物語だ。主人公は他の選手の演技中の景色が見える才能の持ち主で、原作を担当したロサンゼルス大会の金メダリスト、森末慎二さん(55)は自らの体験を基にこの設定を考えたという。内村選手も強い影響を受け、着地を止める秘訣(ひけつ)を聞かれてこう答えたことがある。
「理想の景色通りに体を合わせていけば勝手に止まる」
お母さんの周子さんの影響を受け、自ら一流選手の体操ワザを分析し、コマ送りしたイラストを描いていたそうです。
また、他の選手の演技中の景色が見える主人公の体操漫画「ガンバ!Fly high」にも強い影響を受けているそうです。
内村航平選手、金メダルおめでとう!!!