がんの要因は過剰鉄分か|名古屋大

old iron

by Clare Bell(画像:Creative Commons)




がんの要因は過剰鉄分か=ヒトと同様の染色体変化―名古屋大

(2012/8/30、時事通信)

実験用ラットに鉄分を投与し腎臓がんを発症させ、染色体が変化する様子を調べたところ、ヒトのがんと共通する特徴があることが判明したと、名古屋大の豊国伸哉教授らの研究グループが発表した。研究成果は29日付の米科学誌プロスワンに掲載された。
<中略>
豊国教授は「ヒトのがんも、主に過剰な鉄分によって引き起こされている可能性がある。がんが発生する原理の解明に貢献できるかもしれない」と話している。

名古屋大の豊国伸哉教授らの研究グループによれば、人間のガンは、過剰な鉄分によって引き起こされている可能性があるそうです。

→ 鉄分 について詳しくはこちら。

もちろん、鉄分不足によって起きる病気もありますが、過剰な鉄分によってがんが引き起こされているおそれもあるんですね。

ちなみに、C型肝炎NASHの場合は、鉄が過剰に貯まると、肝臓にたまった鉄が酸化することで肝臓に炎症を引き起こすことがあるそうです。







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