by Cambridge Brewing Co.(画像:Creative Commons)
ビールで筋肉老化防止=ホップ成分が作用―徳島大
(2012/9/20、時事通信)
ビールに含まれるホップの成分に筋肉の萎縮を抑制する作用があることが徳島大学大学院の研究チームの実験で分かった。乳酸菌飲料といった機能性食品の開発などに応用できれば、寝たきりの高齢者らの筋肉老化防止につながると期待される。
実験によると、ホップに含まれるプレニル化フラボノイドを混ぜたえさを約2週間与えたマウスは、通常のえさだけのマウスと比べ、ほとんど筋肉量が減少しなかった。同フラボノイドが、筋タンパク質の分解を促す酵素の生成を抑え、筋萎縮を防いだとみられる。
ビールのホップに含まれる成分であるプレニル化フラボノイドには、筋肉の萎縮を抑制する作用があり、寝たきりの高齢者の筋肉老化防止につながると期待されるそうです。
ビールに含まれるNRでダイエット・長寿に?という記事によれば、ニコチンアミドリボシド(NR)がビールに含まれており、その成分を高カロリー食を与えられたマウスに投与すると次のような結果が出たそうです。
- NRを投与されたマウスは、NRを投与されなかったマウスよりも、体重が60%も軽くなった
- 他のマウスが糖尿病の兆候を示していたにも関わらず、NRを投与したマウスには糖尿病の兆候は見られなかった
- 筋肉が発達していた
ビールに含まれる成分には興味深いものが多いのですが、現在の段階では実用化までは先は長いかもしれません。
ただ、人が同様の効果を得るには、ビールを毎日数十~数万リットル飲み続ける必要があるという。
P.S.
こうした記事を目にすると、「ビールを飲んだらいいんだよね?」と考える人もいると思いますが、ぜひ適量をお召し上がりいただくことをお忘れなく!
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