by Leonid Mamchenkov(画像:Creative Commons)
■禁煙で太ってしまうのは肥満型腸内細菌が増えていることが原因!?|スイスのチューリヒ大学病院
(2013/8/30、AFPBB)
スイスのチューリヒ大学病院(Zurich University Hospital)の研究者らが発表した論文によると、体重が増加する原因は、禁煙前よりも多くの量を食べていることにはないかもしれないという。
禁煙後にカロリー摂取量を減らした人でも太る傾向があると指摘するゲルハルト・ログラー(Gerhard Rogler)教授は、たばこをやめた人の腸内細菌叢(そう)の組成に生じる変化が体重増加の原因かもしれないことを、他の研究者らと共に突き止めたと話している。禁煙すると腸内の細菌株の多様性が変化し、肥満症患者の腸内に多くみられるプロテオバクテリアとバクテロイデスという2種類の細菌が増えることが明らかになったという。
禁煙した人はよく食欲が増すために太りやすくなるといわれており、実際に太っている人が多いようです。
スイスのチューリヒ大学病院の研究者によれば、体重が増加する原因は、禁煙前よりも多くの量を食べていることにはなく、プロテオバクテリアとバクテロイデスという2種類の肥満型腸内細菌が増えていることが関係しているそうです。
これらの細菌は、エネルギーを非常に効率良く使用し、消化されにくい食物繊維を分解すると考えられている。結果として、食べ物が排せつ物として体外に排出されずに、通常よりも多く脂肪に変換されることになる。
やせない原因は腸にあった!?やせ型腸内細菌と肥満型腸内細菌|腸サビ|#世界一受けたい授業によれば、肥満型腸内細菌とヤセ型腸内細菌は両方とも誰もが持っており、同じものを食べていても、肥満型腸内細菌が多い場合は、栄養の吸収をどんどん促進させて肥満になってしまうのだそうです。
アメリカ人には肥満型腸内細菌を持つ人が多いと言われており、日本人にはヤセ型腸内細菌を持つ人が多いと言われています。
それは和食や食物繊維の多い野菜をよく食べているため、肥満型腸内細菌が抑制されているのではないかと考えられるそうです。
禁煙した人は、和食や食物繊維の多い食事を中心にするといいのではないでしょうか。
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