サプリメント 市場急成長、苦情も急増 認証機関設置へ


サプリメント 市場急成長、苦情も急増 認証機関設置へ

(2009/1/31、毎日新聞)

調査会社「シード・プランニング」によると、サプリ市場は調査を始めた02年の4850億円から、05年6400億円、08年は7446億円(推定値)と右肩上がりの成長が続き、6年間で約1.5倍に拡大した格好。

「健康志向の高まりと、手軽に摂取できることが人気の要因。医療への不信もあり愛用者が増えた」(業界関係者)ことが原因という。

一方で、サプリを含む健康食品など「薬効をうたう」商品に絡む国民生活センターへの相談件数は、04年度の3332件から07年度は4839件へ増えた。

今年度は昨年12月18日までに2700件あった。

健康補助食品・サプリメントの市場は7000億円規模と成長しているそうです。

成長している反面、サプリメントに対する相談も増えているのだとか。

そこで、厚生労働省は、製品の安全性を保証するために、認証機関の設置を提案しているそうです。

厚生労働省は昨年7月にまとめた報告書で、製品の安全性を保証するため、認証機関の設置を提案。

1月15日には認証機関を監督する認証協議会を設置する準備会が開かれた。

準備会には全日本健康自然食品協会など8団体が参加。

今後は学識者、製造者、消費者らで認証基準などを策定する方針だ。

認証基準に合致した商品には、認証機関が認証マークを付与する。

今回設置する認証機関は、商品の安全性を審査する。

来年度中には認証制度をスタートさせたい考えだが、今後はどれだけ普及させていくかが課題となりそうだ。

しかし、このような認証機関を設置することで、価格が上昇し、また天下り先などになっては消費者にとって意味がないものとなりそうです。

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