by Todd Klassy(画像:Creative Commons)
ギャンブル好きの人特有の脳の反応とは
(2014/3/3、ナショナルジオグラフィック)
イングランドのエクセター大学とウェールズのスウォンジー大学の研究者からなるチームが行った脳波活動の研究の結果、ギャンブル好きの人の脳が、あと1歩というところで負けてしまったときに、実際に大当たりしたときとほとんど変わらない強い反応を示すことが明らかになった。
「習慣の力」(著:チャールズ・デュヒッグ)の中で、今回の記事と同様のことが紹介されていますが、病的なギャンブラーというのは、ニアミスでもほとんど勝ちであるかのように脳が反応するそうです。
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病的なギャンブラーは一般の人々よりも勝った時に興奮するということです。同じ絵が揃うと、たとえ本当に賭けていなくても、感情や報酬に関わる脳の部位が、他の人達よりはるかに活発に動き出すのです。
しかしほんとうに面白いのは、ニアミスの時でした。病的ギャンブラーにとって、ニアミスはほとんど勝ちに近いらしく、脳が同じように反応します。ギャンブルの問題がない人は、ニアミスはやはり負けなのだと、きちんと認識します。
病的ギャンブラーでない人は、ニアミスはニアミスであって負けは負けだと思う人なのだそうです。
もしあなたの周りでギャンブルをやっている人で病的なギャンブラーかどうかをチェックする場合には、ニアミスのときにどのような反応を示すかをみるといいと思います。