by William Andrus(画像:Creative Commons)
(2014/6/11、WSJ)
北京からボストンまで、世界中で肉や乳製品の消費が増えている。
<中略>
新興国では、豊かになった消費者が肉の摂取を増やし、子どもにより多くの乳製品を与えている。米国では健康志向の消費者が、パンやシリアルなどの炭水化物を減らし 肉、ヨーグルト、卵といった動物性タンパク質を増やしている。
記事によれば、世界的にたんぱく質需要が高まっているそうです。
ひとつは、豊かになった新興国の消費者が肉や乳製品の摂取を増やしていること、もう1つは、健康志向の高まりで炭水化物を減らし動物性タンパク質を増やしていることが挙げられています。
世界的なタンパク質需要の高まりが、農業のあり方を変え、そして食品業界の買収にも影響を与えているそうです。
米食品加工大手タイソン・フーズが77億ドル(約7900億円)で食品大手ヒルシャー・ブランズの買収を計画する背景にも、タンパク質に対する需要の高まりがある。
<中略>
タンパク質需要の増加は、世界中の農家が食肉のほかトウモロコシや大豆など穀物飼料の生産を拡大する要因にもなっている。
世界的な健康志向の高まりと新興国の経済成長、増え続ける世界人口、干ばつを含む自然災害などによって、食べ物の価格はこれから大きく変動することが予想されます。
まだまだ先のことだと思っていましたが、食料問題はもうすぐそこにあるのかもしれません。
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