『her/世界でひとつの彼女』スパイク・ジョーンズ監督から学ぶ「アイデアの作り方」





スパイク・ジョーンズ監督が『her/世界でひとつの彼女』をシーンごとに解説!

(2014/6/29、シネマトゥデイ)

さらにジョーンズ監督は「僕はよく“映像の革命児”みたいに言われるし、何もないところからフクロウのアイデアを思いついてスタッフに『フクロウ探してきて』と言ったんだ! って言えたらよかったんだけど、でも、こうしたアイデアは普段の生活の中で感じたことや見たものからもたらされるものなんだよね」と続けていた。

アイデアの数々は決して湧いて出てくるものではなく、普段の生活から感じたことや見たものからもたらされるものなのですね。

「アイデアのつくり方」(著:ジェームズ・ウェブ・ヤング)には、アイデアの作り方の原理が2つ紹介されています。

アイデアのつくり方

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アイデアは既存の要素の一つの新しい組み合わせであるという原理

新しい組み合わせを作り出す才能は事物の関連性を見つけ出す才能によって高められるという原理

アイデアが無尽蔵にあふれているようにみえる人というのは、いろんな物を見て、感じて、それらをストックしておいて、必要になった時にそれらを組み合わせているのだと思います。

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人工知能型OS(声:スカーレット・ヨハンソン)と孤独な男セオドア(ホアキン・フェニックス)の恋のてん末を追ったSFチックな本作は、ジョーンズ監督いわく「そこで描かれる全てのアイデアが、僕自身が『人と人とがつながること』について感じることそのものだったり、メタファーだったりする」という。

今回のアイデアは、「人と人とがつながること」をテーマに、そのことへの関連性を見つけ出すことで生まれたのだと思います。







P.S.

スパイク・ジョーンズ監督インタビュー:女(OS)は経験から進化し、男(人間)のヴァージョンアップの頻度は遅い

(2014/6/21、Webdice)

それは、人と繋がりを持ちたいという願望や、親密な関係を持つことの必要性。そして、時に、僕らの内面において、何がそれを妨げているのかということ。

記事の中にもありましたが、どんなに住みやすい場所に住んでいても孤独は感じるものです。

もしかすると、昔よりもより孤独を感じやすくなっているとも言えるかもしれません。

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