参考画像:Engadget japanese
■どこでも座れる「チェアレスチェア」がこれからのオフィスのトレンドになる!?
どこでも座れる外骨格ウェアラブル椅子 noonee チェアレス・チェア
(2014/8/22、Engadget japanese)
スイスのスタートアップ noonee が、脚に装着してどこでも座れる外骨格「チェアレス・チェア」を開発しました。
チェアレスチェアはアルミとカーボンの軽量素材でできた下肢用外骨格。装着したまま歩くことも走ることもでき、長い立ち仕事や腰を痛める姿勢のときは骨格をロックすることで、脚の筋肉や関節の疲労を防ぎます。
この製品を使えば、重心はそのままで、筋肉を使わず、関節に負担をかけず休むことができます。
作業スペースが狭くてイスが置けない場所や工場作業での補助が元々想定されている製品ですが、もしかすると、これからのオフィスではこのチェアレスチェアが人気になるかもしれません。
それは、長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいということが伝えられることで、できるだけ立って仕事をするにはどうしたらよいかということが考えられているからです。
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そこで、最近よく目にするのが、机で立ち仕事を実現しようという製品。
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または、姿勢が悪くならないように知らせてくれるウェアラブルデバイスやガジェット。
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今回紹介したチェアレスチェアであれば、より楽に立ちながら仕事をすることが可能になり、また休むのも楽ということなので、良いのではないでしょうか。
そして、この他にも、デザインとスタートの発想は違いますが、「外骨格」という共通点がある座れる松葉杖というアイデアもあります。
参考画像:ギズモード
座れる松葉杖「Sit&Stand」、ダイソン・アワードの応募作から
(2014/8/22、ギズモード)
Sit&Standでは、普通の松葉杖のように上半身で体重を支えるのではなく、大腿筋で脚の重さを支えるようになっています。独自のサポート構造によってももの裏全体に負荷が分散されるので、装着したまま座れます。
<中略>
装着した人がよりかかれば、このヒンジ構造が体重全体を支えるように調整されるので、イス代わりにもなるんです。
この座れる松葉杖のアイデアのスタートは、脚のケガをした若者向けに、従来のような前腕や脇で固定する松葉杖より良いものをデザインするということだったそうです。
スタートの発想は違っていても、同じようなアプローチで問題を解決しようというのは面白いですよね。
参考画像:ギズモード
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