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(2014/2/24、ロイター)
ハンガリー科学アカデミーの研究チームは、MRI装置(磁気共鳴画像装置)内で動かないよう11匹の犬を訓練し、約200種類の音を聞かせ、脳の神経画像を撮影。同様の実験で撮影した人間の神経画像と比較した。その結果、泣き声などの感情的な音に対して犬が人間と同じように処理していることが分かった。
犬が人間の感情を理解している可能性があるそうです。
ただ、別に声に出して「大変」とか「つらい」というのを出しているわけではなくても、不思議なもので、自分が大変なときやつらい時に寄り添ってくれるんですよね。
つまり、それは音だけで人間の感情を読み取っているわけではないということではないでしょうか。
あなたは歩き方から感情を読み取ることができますか?によれば、「喜怒哀楽」と「恐怖」の5つの感情の歩行パターンをデータ化することにより、歩く速度や頭、胴体の姿勢など動作の一部から約70%の確率で感情を読み取れることに成功したというものです。
声の調子や表情の変化だけでなく、歩き方からも、相手の感情を読み取ることができるということですので、犬ももしかしたら音で感情を理解するのではなく、しぐさ・態度からも感情を読み取っているのではないでしょうか。
また、ひとつの可能性として、感情が伝染しているのかもしれません。
感情は伝染する?|感情が移行する「情動感染」によれば、感情の伝染を引き起こしているのは、脳内のミラーニューロンと呼ばれる神経細胞の一つで、他人のまねをするよう自分の行動に働きかけているものだと考えられています。
犬もミラーニューロンが人間と同じように発達していることによって、感情が伝わっているのかもしれません。
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