by Juhan Sonin(画像:Creative Commons)
アテローム性動脈硬化症の治療に新たな道が開ける可能性(2015/2/20)https://t.co/JgasgW2Ghl
超小型無人機のように動作するナノ粒子に抗炎症薬を組み込んで運ばせ、プラークが蓄積されている部位で治療薬を放出させるという研究が行われているそうです。 pic.twitter.com/gr2ZkvXfEF— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年2月20日
(2015/2/20、AFPBB)
超小型無人機のように動作する微小ナノ粒子を使い動脈内に蓄積したプラークまで薬剤を運んで治療する実験的治療法を開発中との研究論文が、18日の米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(Science Translational Medicine)」に掲載された。
以前、GOOGLEX、ナノ粒子とウェアラブル端末を用いてがんを早期発見するプロジェクトを発表という記事を紹介しましたが、今回のニュースによれば、ナノ粒子に抗炎症薬を組み込んで運ばせ、プラークが蓄積されている部位で治療薬を放出させるという研究が行われているそうです。
今後さらに安全性試験を重ねる必要があるが、現在のところ科学者らは、アテローム性動脈硬化症の治療に新たな道が開ける可能性があるのではと注目している。アテローム性動脈硬化症は、米国やその他の先進国における死因トップの心疾患を引き起こす。
アテローム性動脈硬化症とは何なのでしょうか。
アテローム性動脈硬化症−UNEX
アテローム性動脈硬化症とは動脈硬化の一種で、高血圧や高血糖などの理由により血管内膜が傷つき、その隙間から血管内膜の下に入り込んだコレステロールが白血球の一種であるマクロファージに捕食され、その死骸が溜まり アテローム状(粥状の塊)になり、血管のしなやかさが失った状態であると考えられています。
アテローム性動脈硬化症とは、アテロームと呼ばれる沈着物(血液中の脂肪、コレステロール、カルシウムおよびその他の物質)が動脈の内側に蓄積した状態のことをいうようです。
アテローム性動脈硬化症をそのままにしておくと、脳梗塞、心筋梗塞などの病気になる恐れがあります。
つまり、今回の研究が進めば、よりピンポイントに治療薬を届けることができることで、動脈硬化の治療がよりよいものになると考えられます。
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