2009年6月30日放送された「わかるテレビ」では「体脂肪」について取り上げられました。
■体脂肪について
標準の体脂肪率は
男性:14~23%
女性:17~27%
標準体型の人の場合、脂肪細胞の数は、250億から300億個、
肥満体質の人の場合、脂肪細胞の数は、400億から600億個
あるそうです。
体脂肪が増えすぎると(脂肪細胞が大きくなると)、肥満になり、また、高血圧や糖尿病、脂肪肝などの生活習慣病の原因ともなります。
体脂肪は嫌われていますが、体脂肪があることは悪いことだけではないようです。
●体脂肪の役割
- 体温調節
- クッション(衝撃を吸収する)
- エネルギーの貯蔵
さらに、体脂肪は重要な役割があります。
それは、子孫繁栄にかかわること。
女性の体脂肪は女性ホルモンの調節をしています。
そこで、体脂肪率が17%以下になってしまうと、女性ホルモンの働きが鈍くなることで、月経が不安定になります。
さらに、体脂肪率が12%以下になってしまうと、女性ホルモンの働きがほとんど働かなくなり、場合によっては月経が止まることもあるそうです。
つまり、体脂肪がなかったら、子供は生まれなかったかもしれないのです。
■食べても太らない魔法の時間帯がある!?
by frankieleon(画像:Creative Commons)
食べても太らない魔法の時間帯とは、「午後3時」。
BMAL1という脂肪をため込むホルモンは、太陽の光と関係が深く、時間でその量が増減しているそうです。
BMAL1は、日が出ている昼間は少なくなり、日が出ていない時間帯が多くなるそうです。
そして、そのBMAL1が最も少なくなるのが、「午後3時」なのだそうです。
つまり、午後3時は、食べても太りにくい時間帯だということ。
さらに、午後3時は、最も体脂肪を燃焼しやすい時間だということでダイエットにも最適かもしれません。
反対に、太りにくい時間帯もあれば、太りやすい時間もあるということ。
午後10時以降になると、BMAL1は午後3時の20倍も発生するそうです。
つまり、午後10時以降に夜食を食べると脂肪となりやすい、つまり、20倍太りやすいということになるわけです。
■体脂肪のつく順番
おしり ⇒ お腹 ⇒ 二の腕
■体脂肪が落ちる順番(体脂肪がつく順番と逆)
おしり ← お腹 ← 二の腕
つまり、お尻について体脂肪を落とすには、かなりの努力が必要だということですね。
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