by Marc Samsom(画像:Creative Commons)
30代でも発症する動脈硬化症、歯磨き粉を使った検査で正確に診断可能に
(2015/7/15、IRORIO)
歯磨き粉の成分であるフッ化ナトリウムを含んだ注射を患者にすると、カルシウムと結びつく性質によって石灰化されたエリアに付着。それをスキャンし放射線レベルを測ることで、堆積物が動脈のどこで形成されているのかを正確に知ることができるそうだ。
ナノ粒子を用いたアテローム性動脈硬化症の新治療法とは−米研究によれば、アテローム性動脈硬化症とは、アテロームと呼ばれる沈着物(血液中の脂肪、コレステロール、カルシウムおよびその他の物質)が動脈の内側に蓄積した状態のことをいいます。
アテローム性動脈硬化症をそのままにしておくと、脳梗塞、心筋梗塞などの病気になる恐れがあります。
今回の研究によれば、フッ化ナトリウムを含んだ注射をすると、カルシウムと結びつく性質を利用して、動脈のどこの位置に動脈硬化の原因となる堆積物が形成されているかを知ることができるそうです。
危険部位を早期に発見することができれば、手術などの治療も素早くでき、また、予防にもつながることが期待できます。
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