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2015年8月5日放送のNHKためしてガッテンのテーマは「白内障!50代からの眼のアンチエイジング」です。
【目次】
■白内障とは
by Dan Foy(画像:Creative Commons)
白内障の症状は、目の中の水晶体が白く濁ります。
濁り方のタイプによって症状が違ってきますが、目のかすみと視力低下が代表的な症状です。
→ 白内障の症状・原因・検査・治療・手術・予防 について詳しくはこちら
白内障には濁り方によって様々なタイプの白内障があり、番組では、皮質白内障と核白内障の2つのタイプを紹介しました。
■トゲトゲ型(皮質白内障)
●トゲトゲ型(皮質白内障)とは
トゲトゲ型(皮質白内障)は、眼の外側(水晶体の周辺)からタンパク質が変性することから、明るいところでは普通に見えても、薄暗いところで瞳孔が開くため、開いた瞳孔が白内障になっている部分にかかるとものが2重3重に見えることがある。
●トゲトゲ型(皮質白内障)の予防
・目薬
トゲトゲ型(皮質白内障)は初期の段階であれば一般的に病院で処方される目薬で進行が抑えられるそうで、最近の研究では、初期であれば進行スピードが50%に抑えられることがわかってきたそうです。
・紫外線対策
帽子や紫外線をカットするレンズのついたメガネ・コンタクトレンズによる紫外線対策も有効な予防法です。
【目と紫外線ニュース】
- 紫外線対策をして目の病気(白内障・翼状片)を予防しましょう!
- 紫外線と目の病気(翼状片)|たけしの家庭の医学 7月20日
- 紫外線が原因の眼病「瞼裂斑」の有病率6割
- 目のケア:子どももサングラスを 紫外線カットし目の病気予防
- 紫外線、冬も危険 雪面反射で全方位から目に サングラス必携 金沢医科大調査
■色めがね型(核白内障)
●色めがね型(核白内障)とは
色めがね型(核白内障)は、水晶体の中心にある核と呼ばれる部分のタンパク質が変性し、屈折率が変化します。
そのため、ものが2重3重に見えるようになります。
また、老眼が治ったように感じる(近視が進む)という特徴があります。
●色めがね型(核白内障)の予防
色めがね型(核白内障)の原因は酸化ストレスであるので、一日に必要なビタミンの摂取量を確保するバランスのよい食事(またはマルチビタミンのサプリメント)によって発症するリスクを30%減らしたり、進行を遅らせる効果があるそうです。
女性の核性白内障の発病リスクを低くするにはビタミン・ミネラル類を多く含んだ健康的な食事が重要によれば、ビタミン・ミネラルなどバランスよい食生活や禁煙といった健康的なライフスタイルが女性の白内障の発症リスクを減らすということがわかったそうです。
■白内障の手術で睡眠の質が改善した?
日常生活に支障が出るほど視力が低下すると、水晶体を取り除き、代わりに、眼内レンズをはめ込む手術が行われています。
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番組によれば、白内障の手術を受けた人の半数が寝付きやすくなった、睡眠時間が増えたなど、睡眠の質が改善したという研究結果があるそうです。
白内障の手術によって睡眠の質が改善した理由としては、目の奥に光が正しく届き、体内時計が調整されやすくなるためだと考えられるそうです。
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【予告編】
世界の失明原因第1位の白内障。
実は超早期に見つければ、進行を食い止められることがわかってきた。
50代から現れるという初期症状の発見法、さらに最新治療法にも迫る!白内障は50代の3~4割の人で発症するが、ほとんどの人は気づいていない。
実は普通の人に比べ交通事故のリスクが2.5倍になるなど、放っておくととても危険!白内障には水晶体の周辺からトゲのように白濁するタイプ、
内部にもう一つのレンズができてしまうタイプなどがあるが、
それぞれに独特な初期症状があった!お月様を使った簡単な診断法などをご紹介。
また、進行を食い止める目薬や、最新手術の実態も詳しくお届け!
今回気になるのは、3点。
- 白内障は超早期に見つければ、進行を食い止められる?
- 50代から現れるという初期症状とは?
- お月様を使った簡単な診断法
白内障の初期症状の発見方法を知っておけば、進行を食い止めることができるかもしれないということで、白内障が気になる方はご覧になってみてはいかがでしょうか。
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