by Nicki Varkevisser(画像:Creative Commons)
(2015/9/18、NHK)
木俣さんはアレルギー性の鼻炎や皮膚炎の患者60人に、恋人や配偶者と30分間キスをしてもらい、その前後で、スギ花粉やダニに対するアレルギー反応の変化を、皮膚の腫れに注目して調べました。その結果、キスをしたあとには、腫れが小さくなり、アレルギー反応が抑制されることを明らかにしたということです。
キスによるアレルギー反応の抑制効果を調べた木俣肇さん(医師)がイグ・ノーベル賞に選ばれたそうです。
今回の記事では、なぜキスをするとアレルギー反応が抑制されるかについては書かれていませんでした。
一つの可能性としては、キスによるホルモン分泌の変化が関係しているのではないでしょうか。
ぜんそくやアトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー疾患を引き起こす免疫細胞「Th2」の働きを抑える仕組みがキスが引き金となって起きるのかもしれません。
血液と唾液(だえき)のテスト結果は、キスをしたグループの男性はオキシトシンが急増したが、同じグループの女性では同ホルモンが減少した。
ヒル氏は「コルチゾールのレベルはすべての人で減少した」と報告した。
このテスト結果によると、愛のホルモンともいわれるオキシトシンは男性では急増しましたが、女性では減少したそうです。
また、ストレスホルモンであるコルチゾールはすべての人で減少したそうです。
例えば、ストレスホルモンが減少することで、アレルギー反応を抑える何かが起きるとは考えられないでしょうか。
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