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■フリーアナウンサー黒木奈々さん、胃がんのため死去 32歳
(2015/9/19、デイリースポーツ)
胃がんを公表し、闘病中だったフリーアナウンサー・黒木奈々さんが19日午前2時55分、亡くなった。32歳だった。
胃がんで闘病中だったフリーアナウンサー黒木奈々さんが32歳の若さで亡くなったそうです。
胃がんは、日本人の患者数の多いがんの一つです。
胃がんは、治療法の進歩と検査の普及で、今では早期で発見できればほとんど治すことができる病気といわれています。
若いために進行が早かったのでしょうか。
→ 胃がん|胃がんの症状・原因・手術・食事 について詳しくはこちら
■黒木奈々さんの胃がんはステージIII
(2015/4/15、blogos)
じつは手術の後、ステージIIIの段階にあるという告知を受けていました。末期がんであるIVの一歩手前。しかも今後5年間に60~70パーセントの確率で再発する可能性があると。
黒木さんの胃がんは末期がんであるステージIVの手前で、5年の間に60から70パーセントの確率で再発する可能性があるものだったそうです。
大研究シリーズ
部位別がんの始まりと終わり
「助かるがん」「助からないがん」「再発と転移」
(週刊現代)
1期なら5年生存率は90%。2期でも70~80%と高い。治療法はいずれも外科手術だ。3期はがんの状態により、手術と化学療法のいずれか、もしくは併用する。5年生存率は50%。4期になると手術は難しく、化学療法か放射線療法になり、5年生存率も急降下して9~10%。ここまで進むと助からない可能性が大幅に大きくなる。
<がんのステージ|5年生存率と治療法>
1期の5年生存率90%で、治療法は外科手術
2期の5年生存率70~80%で、治療法は外科手術
3期の5年生存率50%で、がんの状態により、手術と化学療法のいずれか、もしくは併用する。
4期の5年生存率9~10%で、手術は難しく、化学療法か放射線療法に限られる
■胃がん手術
胃がんの手術では、開腹手術または腹腔鏡手術が行われます。
手術ではまず腹部に小さな穴を開け、がんの進行状態を見て、転移がある場合には転移したがんを化学療法で小さくしてから手術を行ないます。
(2015/4/15、blogos)
「まず初めに『ご本人にはつらい話ですが、がんです』と言われました。早期のがんで、胃の4分の3を切除すれば97パーセント完治する。手術も傷跡が残らない腹腔鏡でできるという説明でしたが、やっぱり面と向かって言われるとショックは大きかったです」
<中略>
「がんが思っていた以上に進行していたんです。7月に患った胃潰瘍による腫れで、以前は胃カメラでも様子がよくわからなかったのですが、腫れが引いた後の画像を見てびっくりしました。素人の私でも、がんが胃に巣食うように広がっているのがわかった。開腹手術に変更し、胃は全摘出することになりました」
黒木さんは、ステージIIIの段階で、当初は早期のがんと考えられ、手術も傷の残らない腹腔鏡で行なえるということでしたが、胃潰瘍による腫れが引いた後に胃カメラでみると、進行していたため、開腹手術による胃の全摘手術を行なうことになったそうです。
■転移
大研究シリーズ
部位別がんの始まりと終わり
「助かるがん」「助からないがん」「再発と転移」
(週刊現代)
浸潤や転移があると、がん細胞が他の部位まで広がる。浸潤とはがん細胞が体の組織内で増殖して他の臓器に広まっていくこと。胃の外側の膜から外に出て、近くの大腸や膵臓に浸潤する。転移は血液やリンパに乗って他の部位で増殖を始めること。胃がんにおいて最も多いのがリンパ節転移である。
黒木さんの場合には、胃の全摘手術を行う前には腹膜までに飛び散っておらず、そのまま胃の全摘手術を行なったそうです。
手術後は、がんを完全に克服するために抗がん剤治療を行なっていたそうです。
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