by Jason Howie(画像:Creative Commons)
アクセスするとSNSがいかに「のぞき趣味」であるかを突きつけられるサイト
(2015/10/12、WIRED)
「この作品を観ると、『で、これを観た経験から自分は何かを得たのか?』という疑問に行き着きます」とハリスは言う。「これはわたし自身がインターネットを利用しているときによく投げかける疑問です。『で、自分はそこから何を得たんだ?』ってね」
ジョナサン・ハリスとグレッグ・ホックマスが問いかけていることはこういうことではないでしょうか。
私たちはインターネット(この記事ではSNS)を利用していますが、その大半の時間を他人の生活をのぞき見する時間に費やしており、そのことから私たちは何を得ているのか、ということです。
FACEBOOKやりすぎると脳が退化してしまう?で紹介したアメリカのタフツ大学の認知神経科学者メアリーアン・ウルフ氏によれば、ある情報について深く考えるには、時間がかかるものですが、ネット上では、さっさと気晴らしから気晴らしへと飛んでいくことができるとあります。
深く考えることを忘れて、知らず知らずのうちに、暇つぶし・時間つぶしをしてしまうのです。
確かに、SNSにはメリットがあります。
遠く離れた昔の友人と再度つながる機会を得たという人もいるのではないでしょうか。
しかし、使い方を間違えると、自分にとっての貴重な時間を失わせてしまうのです。
SNSはあくまでも道具。
自分なりの距離感でその道具をうまく使いこなすことが重要です。
【関連記事】