400年前のミイラの心臓に動脈硬化(アテローム性動脈硬化)の跡が確認された


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400年前の心臓に動脈硬化、仏修道院跡のミイラで確認

(2015/12/3、ロイター)

フランス西部のレンヌにある中世の女子修道院遺跡でミイラ加工が施された人の心臓が5つ見つかり、一部から動脈硬化の痕が確認された。

心臓は400年あまり前に埋葬されたとみられる。防腐剤などを除去し、MRIやCTスキャンで調査したところ、1つは健康な状態、一つは保存状態が悪く、残りの3つから、現代にも多く見られるアテローム性動脈硬化の痕が冠状動脈内に発見されたという。

400年前に埋葬されたミイラの心臓に動脈硬化(アテローム性動脈硬化)の跡が冠状動脈内に確認されたそうです。

アテローム性動脈硬化症とは、動脈硬化の一種で、アテロームと呼ばれる沈着物(血液中の脂肪、コレステロール、カルシウムおよびその他の物質)が動脈の内側に蓄積した状態のことをいいます。

アテローム性動脈硬化症は、高血圧高血糖などの理由により血管内膜が傷つき、その隙間から血管内膜の下に入り込んだコレステロールが白血球の一種であるマクロファージに捕食され、その死骸が溜まり アテローム状(粥状の塊)になり、血管のしなやかさが失った状態であると考えられています。

アテローム性動脈硬化症をそのままにしておくと、脳梗塞心筋梗塞などの病気になる恐れがあります。

現代でも多く見られるアテローム性動脈硬化が400年前のミイラから見つかったということで、そのころから動脈硬化があったというのは驚きですね。

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