by Håkan Dahlström(画像:Creative Commons)
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「iOS 9.3」、「Night Shift」機能を搭載–プレビュー版がリリース
(2016/1/12、CNET Japan)
Appleの開発者サイトによると、モバイルOSの次期バージョン「iOS 9.3」には「Night Shift」という機能が搭載される。就寝前に「目にやさしく」表示するよう、ディスプレイを変化させるものだ。
Appleの「iOS9.3」には、就寝前に「目に優しく」表示するようにディスプレイを変化させる機能が搭載されるそうです。
■なぜディスプレイを変化させると目に優しくなるのか?
複数の研究結果から、電子機器の発する光がユーザーの睡眠に影響をおよぼすことが明らかになっている。その主な原因は、LED画面が発するブルーライトによって、眠気を誘うホルモンであるメラトニンの生成が遅くなったり、抑制されたりすることにある。
質のいい睡眠のための3か条とはで紹介したある研究によれば、就寝前のメールチェックはエスプレッソ2杯分程度の覚醒作用があるといわれているそうです。
また、LEDの「青い光」、目に大きな負担によれば、寝る前にPCやスマホなどの青い光をみると、睡眠を促す脳内物質メラトニンの分泌を抑え、睡眠・覚醒のリズムを狂わせるために、睡眠の質が悪くなると言われていました。
しかし、寝る前にパソコンやスマホを見ても睡眠の質は下がらない!?によれば、画面の明るさを「低~中」に設定するか、目から35センチほど離して使えば、目に届く光がメラトニンの分泌を阻害する30ルクス以下に抑えられるそうです。
そこで、Appleの「Night Shift」機能では、デバイスの時計と位置情報から、日没時刻を割り出して、画面の色合いを自動的に「光のスペクトルの暖色域」へ変化させるという方法をとったのではないでしょうか。
■まとめ
寝る直前までスマホをよく使う子どもが51%|寝坊・眠気を訴える子供と比例によれば、寝る直前までスマホやPCを使う子供は全体の51%に上るそうで、また寝坊や午前中の眠気を訴える割合と比例する傾向があるそうです。
就寝前にスマホを使うことで、睡眠に影響が出て、体や心の健康に影響を与えているといわれています。
こうした影響をテクノロジーで解決するというのは素晴らしいことだと思います。
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「IOS 9.3」の新機能「NIGHT SHIFT」は就寝前に「目に優しく」表示するようにディスプレイを変化させる(2016/1/12)https://t.co/x5NVmw1kBo
機能追加後でどれほどの違いが現れたのでしょうか?気になります。 pic.twitter.com/msCew779CF— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年1月12日