引退した元なでしこジャパンGK海堀あゆみさんは斜視(目の病気)だった

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by Luis Antonio Rodríguez Ochoa(画像:Creative Commons)

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■引退した元なでしこジャパンGK海堀あゆみさんは斜視(目の病気)だった

なでしこGK海堀あゆみ、引退の理由を語る(前編)「信条に反することはできない」

(2016/2/9、Webスポルティーバ)

海堀に異変が起きたのは、2012年ロンドンオリンピック後のことだった。ある日、突然すべてのものが二重に見えた。症状はすぐに消えたり、しばらく出なかったりと気まぐれだったため、当初は大事と捉えていなかった。

<中略>

「重症筋無力症の眼筋型ではなく斜視だから、手術をすれば治るってハッキリと言ってくれたんです。これでW杯に間に合う!試合に出られることにつながるなら手術を受けようと迷わず即答していました。」

引退された元なでしこジャパンGK海堀あゆみさんは「斜視」に悩まされていたそうです。

斜視は、視線を向けているはずなのに、視線が意図しない方へ外れてしまう目の病気です。

斜視の症状には、物が二重に見えるという症状があり、人によっては、頭痛やめまいといった症状で悩まされる人もいます。

斜視によって、なぜ頭痛やめまいが起きるのか?

隠れ斜視・隠れ遠視チェック(目の疲れの原因)|たけしの本当は怖い家庭の医学によれば、隠れ斜視の人は、目がわずかにですが、外を向いていることが多く、物を見るときは、目を内側に動かしています。

この時に、外眼筋(がいがんきん、眼球の外側にある筋肉)を使って動かしています。

長時間近い距離のものを見続けると、外眼筋は常に目のずれを正常な位置に保ち続けなければならず、疲労がたまってしまいます。

外眼筋に疲労が蓄積した状態が続くと、目の中の自律神経に混乱が生じてしまいます。

その自律神経の混乱が、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感といった自律神経失調症の症状を引き起こしてしまっているのです。

■まとめ

海堀さんの場合は、斜視をトレーニングや治療によって乗り越えていますが、どうしても物が二重に見えてしまうかもしれないという不安感はぬぐえなかったようです。

物が二重に見えるという症状が大事な場面で起きたとしたらということを想像するとゾッとしますよね。

その恐怖心とプロ意識への高さが引退のきっかけとなったのではないでしょうか。

【追記(2017/5/2)】

元なでしこGK海堀あゆみ 熊本ルネサンスで現役復帰へ コーチ兼任

(2017/5/2、スポニチアネックス)

熊本ルネサンスFCという復興に立ち向かうクラブチームの存在を知り、女子サッカーを通じて自分が出来ることをしたいという彼女の思いと、クラブ側の熊本女子サッカーの発展と熊本を元気にするという目的を遂げる1つのチャンスであるという意向がマッチングし、今回の入団が実現しました

引退されていた海堀あゆみ選手が熊本ルネサンスで現役復帰を果たすそうです。







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