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■がん検診がコンビニでできるようになる|京都府
(2016/2/26、読売新聞)
京都府は来年度から、コンビニエンスストア大手のローソンと提携し、店舗駐車場などでがん検診が受けられる体制づくりに乗り出す。
京都府とローソンが提携し、コンビニでがん検診が受けられるようになるそうです。
日本のがん検診受診率は欧米に比べて低い!?で紹介した平成19年に実施された「国民生活基礎調査」によると、日本のがん検診受診率は、男性においては、胃がん、肺がん、大腸がん検診の受診率は3割程度であり、女性においては、乳がん、子宮がん検診を含めた5つのがん検診の受診率は2割台前半となっています。
欧米のがん検診受診率は70%以上であるのに対して、日本は20から30%と受診率が低いそうです。
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がん検診を受ける人を増やすためにもがん検診を行なう場所を増やすことはがん検診を身近なものにしてくれるかもしれません。
■京都府とローソンはがん検診や特定健診の受診促進に向けた協定を締結
2013年に国立がん研究センターがまとめた調査では、胃がんや大腸がんなど「5大がん」全てで全国平均を下回った。
打開策を探る府は1月、府内に300以上の店舗を持つローソンからの提案もあり、がん検診や、生活習慣病予防を目的とする特定健診(メタボ健診)の受診促進に向けた協定を締結した。
ローソンは健康・医療・介護分野に力を入れているのでしょうか?
以前取り上げた記事(介護コンビニ|2015年4月から「介護(ケア)ローソン」の出店がはじまる)によれば、2015年4月から介護事業者と連携してサービスを提供する「介護ローソン」を始めるそうです。
介護予防・生活支援サービス市場は2025年に1兆3000億円で紹介したシード・プランニングが発表した介護予防と生活支援サービス市場に関する調査の結果によれば、介護予防・生活支援サービス市場は2025年に1兆3000億円に迫るそうです。
今後ローソンが目指すのは、健康・医療・介護としてのハブ(中心)のような存在なのかもしれません。