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■C型肝炎の治療薬は劇的に進歩している
治療薬 急速に進歩 その一方で…
(2015/1/23、NHKおはよう日本)
C型肝炎の治療薬は、劇的に進歩しています。
15年ほど前までは、薬を使っても治る人は20%ほどでした。
ところが、10年前にはおよそ50%に。
さらに4年前には70%まで増え、今では90%近くの患者が治るようになっています。
C型肝炎治療薬は劇的に進歩し、今では90%近くの患者が治るようになっているそうですが、その一方で、古い知識を持った医師によって、治療が勧められないというケースもあるそうです。
日本肝臓学会 理事 泉並木医師
「10年20年以上前の知識を持った医師たちが、まだ肝機能が悪くなってから初めて治療するものという固定観念を持っている。
肝臓がんとわかってから初めて(専門医に)紹介される方は、今もたくさんいる。」
C型肝炎治療薬(インターフェロン)自体があることを知っていても、肝臓の専門医以外はその治療薬の進歩について知らないということがあるそうです。
先ほども紹介した通り、15年ほど前は薬を使っても治る人の割合は20%であり、また治療期間が最大で1年間、さらに副作用も強いというものですから、医師の側も治療を患者に勧めにくいという理由がありました。
そのため、病気が進行し、肝硬変などの深刻な状態になって初めて治療をするというケースが多かったそうです。
また、C型肝炎の病気の特徴も、患者の危機感を薄くしていると考えられるそうです。
C型肝炎というのは自覚症状が無く、症状の進行も10年単位と比較的緩やかです。
健康診断などでC型肝炎の感染がわかっても、自覚症状がなく、また症状の進行も緩やかであるため、治療をせずにそのまま放置している人も多いそうです。
感染がわかっているのに医療機関を受診していない人は、全国で推計50万人以上といわれています。
深刻な肝臓病にならないようにするためにも、大事なことは2つ。
一つは、一般の医師に最新の治療薬について知ってもらう機会を増やすこと、そして、専門医を紹介する仕組みを作ること。
もう一つは、患者が感染したまま放置せずに治療を適切に行なうよう促すこと。
■まとめ
C型肝炎に対する知識を医師も患者側も知ることによって、きちんとした治療ができることにつながるのだろうと思います。
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