by Lars Plougmann(画像:Creative Commons)
「インターネットはすべて正しい」–危険な10代の情報リテラシー
(2015/12/2、cnet)
興味深いのは、Googleで検索した時の検索結果画面の一番上に表示されているものは、「広告」「最も関連性の高い検索結果」「最も人気がある検索結果」のどれかと尋ねたところ、12~15歳の約70%が広告と理解しておらず、約20%は「検索結果に表示されていることは真実に基づいた情報である」と信じていた。広告について正しく理解していないどころか、若年齢層がインターネットの検索結果をそのまま信じてしまう傾向にあることが分かる。
知りたいことは「Twitter」「Instagram」で検索–友達の言葉を鵜呑みにする10代
(2016/2/20、cnet)
米市場調査会社GfKが米国の13~18歳の若者を対象に実施した調査(2015年6月)によると、回答者が医療・健康情報を得る情報源は、両親(55%)、学校の授業(32%)、医師・看護師(29%)に次いで、インターネット経由(25%)となっていた。回答者の44%は複数の情報源を見て情報を得る一方で、50%は検索結果の1件目を閲覧し、そこで満足する情報が得られた場合は、それ以外のサイトは閲覧していなかった。
10代はインターネットの検索結果に対して、広告かどうかはわかっていないことも多く、そのまま信じてしまう傾向にあるようです。
また、検索した時にも1件目の情報で満足する情報が得られた場合には、それ以外のページは見ないそうです。
ただ、この傾向は10代に限ったものではないのではないでしょうか。
「魔王」(著:伊坂幸太郎)の中に
『おまえ達のやっていることは検索であって、思索ではない-。』
という台詞があります。
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自分自身もこの台詞を読んだ後、何かわからないことがあったらすぐに検索してしまい、その情報が本当にあっているのかどうか考えることなくわかったような気になっているなと思わされました。
情報を知ることは大事ですが、その情報を選別し、そして自分の考えにするのには、長い時間がかかります。
若い人に限らず、インターネットに書かれていることはすべて正しいことだと思っている人もいるかもしれません。
情報についての取り扱い方については一度見直してみるといいかもしれませんね。
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