by Arturo Pardavila III(画像:Creative Commons)
イチロー選手(42歳)と稲葉篤紀さん(43歳)の対談から考えたことをまとめてみたいと思います。
■遠回りすることが一番の近道
現代は情報・知識が多すぎて、どういった情報をピックアップしたらいいかという問題が起きています。
そこで、今で言えば、最も活躍している選手や発言力のある選手の意見を参考にして、最短距離で最も良い選手になる道を探している選手も多いと思います。
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ただ、イチロー選手は失敗や無駄なことも必要だと語っています。
あの失敗をしないで辿り着いたとこと、全くミス無しでそこにたどりつけない。
ミス無しで着いたとしても深みは出ない。
単純に野球選手としての作品がいいものになる可能性はないと思う。
遠回りすることが大事。
「無駄なことって結局無駄じゃない」っていう考え方は好き。
でも今やっていることは無駄だと思ってやっているわけではない。
「無駄」に僕は飛びついているわけではない。
「後から思うとすごい無駄だった」ということが大事なこと。
自分の体を理解することは、アスリートとして活躍する上で欠かせないことだと思います。
そのためには、自分の体を使って、確かめてみる必要があるのでしょう。
そのようにして出された答えは深みがあるものになります。
それは、いろんなことを試行錯誤し、苦悩した末に生まれた考えだからです。
「流れを意識する考え方」|「より遅いほうがより速い(SLOWER IS FASTER)」|MITによれば、全員がきちんと車間距離をとって走れば、渋滞が起こらず結果的に早く目的地に着くそうです。
この原理を「より遅いほうがより速い(Slower is faster)」とMITの研究者たちは呼んでいるそうです。
この考え方はイチロー選手がいう「遠回りすることが一番の近道」と言う考え方に近いところがあるのではないでしょうか?
つまり、「バランス」や「流れ」を意識するという考え方です。
自分の体の声を聞くことで、自分の体のベストのバランスを知ることが、自分の体を最大限発揮する方法なのではないでしょうか。